【イギリス国立鉄道博物館】おすすめの見どころとアクセス

イギリス国立鉄道博物館

ダッチェス・オブ・ハミルトン

イギリス国立鉄道博物館(ダッチェス・オブ・ハミルトン)

マラード号と同じく、流線形のスタイリングをしているのが特徴です。

空力的にはメリットがあったものの、メンテナンス性の悪さという大きなデメリットがあり、最終的には流線形のカバーを取り外した状態で運転がされていました。鉄道博物館で展示するに当たり、特徴的な流線形のカバーが再現されました。

GWRレールカー

イギリス国立鉄道博物館(GWRディーゼル・レールカー)

こちらも流線形ですが、蒸気機関車ではなく1934年に制作されたディーゼル車です。機関車ではなく、気動車(動力分散方式)であると思われます。「フライングバナナ」という愛称がつけられました。

自動車の設計でも有名な、エットーレ・ブガッティ(Ettore Bugatti)の設計した「レールカー」に大きな影響を受けています。ブガッティの「レールカー」は、ミュルーズ(フランス)の鉄道博物館、シテ・デュ・トラン(Cité du Train)で展示されています。

イギリス国立鉄道博物館

さいたまの鉄道博物館と同じように、館内に転車台を備えています。

イギリス国立鉄道博物館

俯瞰できるような展望スペースがあれば良かったのですが、残念ながら見つけられませんでした。

China Railways KF7

イギリス国立鉄道博物館

1935年にイギリスで製造され、中国で営業運転された蒸気機関車です。1979年に中国政府からイギリス国立鉄道博物館へ寄贈され、里帰りを果たしました。

バルカン・ファウンドリー(Vulcan Foundry)製です。ちなみに、日本初の鉄道として新橋横浜間を走ったのも、同社製造の車両です。さいたまの鉄道博物館に展示されています。

イギリス国立鉄道博物館

ポート・カーライル鉄道(Port Carlisle railway)で使用された、馬車鉄道の客車です。「ダンディー・カー(Dandy Car)」とも呼ばれています。

19世紀の初期にはほとんどの馬車鉄道が蒸気機関車に取って変わられる中、ポート・カーライル鉄道は1914年まで、馬車鉄道の営業を続けました。

イギリス国立鉄道博物館

鉄道模型の展示もあります。OO(ダブルオー)ゲージと思われます。人が倒れていますが、どういう状況なのでしょうか。

他にも、別料金にはなりますが親子で乗車することのできるミニチュア鉄道であったり、「マラード・エクスペリエンス(Mallard Experience)」と呼ばれる、遊園地のライド・アトラクションのようなものがあったりします。ファミリー観光にもおすすめです。

イギリス国立鉄道博物館のアクセス

イギリス国立鉄道博物館は、イングランド北東部の街、ヨークにあります。
ヨークへは、ロンドンのキングス・クロス駅からLNER(またはGrandCentral)で1時間45分~2時間です。キングス・クロス駅は、ハリーポッターの「9と4/3番線ホーム」がある駅としても有名です。

Ⓐヨーク駅Ⓑイギリス国立鉄道博物館は隣接しています。駅の西口を出て徒歩約2分で、鉄道博物館の入口に着きます。

ちなみに、駅の東側にはヨーク・ミンスターを中心とした、ヨークの旧市街が広がっています。

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