京都の基本情報
京都は、京都府の府庁所在地です。
人口は約147万人で、日本の都市として9番目の大きさです。
都市圏人口および域内総生産は東京、大阪、名古屋に次いで4番目の大きさです。
794年の平安遷都から、千年以上の長きにわたって日本の都であり続けました。それゆえ、千年の都と呼ばれています。
日本を代表する観光地の1つです。東京、箱根・富士山、京都、大阪を回るルートが、インバウンドのゴールデンルートとされています。
アメリカの旅行誌、トラベル・アンド・レジャー(Travel + Leisure)の「ワールズ・ベストシティ(World’s Best Cities)」部門で、2014年、2015年と2年連続で1位に選ばれました。ちなみに2016年~2019年にかけては、6位、4位、5位、8位と推移しています。
イギリスの旅行誌、ワンダーラスト(Wanderlust)の「トップ・シティ・インザワールド(Top city in the world)」部門で、2017年、2018年と2年連続で1位に選ばれました。ちなみに2019年は、7位でした。
世界最大の口コミサイト、トリップアドバイザーの「外国人に人気の日本の観光スポットランキング」で、京都の伏見稲荷大社が2014年~2019年と6年連続で1位に選ばれました。
京都の多面性
京都には単に観光地としてだけでなく、様々な顔があります。
まず京都は、宗教都市です。日本の伝統的な仏教宗派として最多の信者(信徒)を抱える、浄土真宗本願寺派および真宗大谷派の本山は京都にあります。それぞれ、西本願寺、東本願寺と呼ばれています。浄土宗の総本山、知恩院や、臨済宗最大の宗派である妙心寺派の本山など、数え上げるときりがありません。
臨済宗妙心寺派の寺院は北は北海道から南は沖縄までありますが、さらに海を越えて台湾、ハワイなどにもあります。
京都は、学生の街(学園都市)でもあります。京都大学、同志社大学、立命館大学をはじめとして、多くの大学がキャンパスを置いています。人口に占める大学生の割合は9.5%で、2位(東京都区部5.8%)以下を大きく引き離し、ダントツです。京都に住む10人に1人は大学生という計算になります。
経済的な側面では、古都のイメージに似合わず電子部品産業の一大集積地です。日本の電子部品メーカーを売上高の順に並べたとき、1位~3位までをなんと京都企業(京セラ、日本電産、村田製作所)が占めます。
他にも任天堂、佐川急便、オムロン、ローム、GSユアサ、島津製作所、SCREEN、村田機械、ワコール、宝酒造といった幅広い業種で、多くの大企業が京都に本社を構えています。これだけ大企業が多い都市も、東京、大阪、名古屋を除いて他にはありません。
京都の観光スポット
道草旅行社おすすめの観光スポットを、1位から順にご紹介します。

まずは京都観光の定番中の定番、清水寺です。「清水の舞台から飛び降りる」ということわざで有名です。ちなみに『清水寺成就院日記』には、じっさいに飛び降りた人の記録が残されています。未遂も含めて234件の飛び降りがあり、生存者は200人、死者は34人です。約85パーセントの人は助かっているという計算になります。
年の瀬に「今年の漢字」が発表される場所としても有名です。ちなみに「今年の漢字」を主催する日本漢字能力検定協会は、同じ京都市東山区にあります。
清水寺の境内に隣接して、縁結びで有名な地主神社があります。
まさか「平成の大改修」の最中に平成が終わってしまうとは、関係者も思わなかったことでしょう。
二寧坂(二年坂)
清水寺の参道で、土産物屋が並びます。2017年、純和風のスターバックスができたことでも話題になりました。

トリップアドバイザーで日本の人気観光スポット1位です。千本鳥居がインスタ映えするということで、外国人の間で人気に火がつき、それに押されるようにしだいに日本人の間でも人気が高まってきました。
こんなのぼりまで立てられています。
単なるインスタ映えスポットではなく、全国に3万社あるといわれる稲荷神社の総本社です。初詣の参拝者数では、西日本一です。
千本鳥居
日本屈指のインスタ映えスポットとして知られます。
日本語の刻まれた裏側から見た鳥居の方が、外国人の方には好まれるようです。
伏見稲荷にも狛犬はいるのですが、圧倒的に狐が幅を利かせています。狐は稲荷神の神使とされています。そして狐へのお供え物は、お揚げさん(油揚げ)と相場が決まっています。
入口の近くには逆立ちした狐がいます。