【ヨーク・ミンスター】おすすめの見どころとアクセス

ヨーク・ミンスター(大聖堂)

ヨーク・ミンスターの基本情報

ヨーク・ミンスター(York Minster)またはヨーク大聖堂は、正式名称を「ヨークの聖ペトロ首府主教座聖堂(The Cathedral and Metropolitan Church of St Peter in York)」といいます。イギリスの正式名称は「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)」ですので、「イギリスのヨーク大聖堂」は正式には「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国のヨークの聖ペトロ首府主教座聖堂(The Cathedral and Metropolitan Church of St Peter in York, United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)」といわねばなりません。

ヨーク・ミンスター(大聖堂)

ヨーク・ミンスターの歴史は、7世紀に建てられた木造教会に遡ることができます。2度の火災による焼失の後1472年、現在見ることのできるゴシック様式の建物が完成しました。

イングランド国教会は文字通りイングランドの国教であり、イギリスの君主(現エリザベス女王)はイングランド国教会の首長を兼ねます。そのイングランド国教会において、イングランド北部を管轄しているのがヨーク・ミンスターです。

ちなみに、イングランド南部を管轄しているのは『カンタベリー物語』で有名なカンタベリー大聖堂です。カンタベリー大聖堂を「カンタベリー・ミンスター」と呼ぶことはありません。

チケットについて

MINSTER ONLY(大聖堂のみ)のチケット(大人£11.50)と、MINSTER AND TOWER(大聖堂と塔)がセットになったチケット(£16.50)の2種類があります。後者がおすすめです。

また塔のチケットは整理券を兼ねています。入場時間が記載されていますので、ステンドグラスに心を奪われて、時間を忘れないように注意してください。

ヨーク・ミンスターの見どころ

ヨーク・ミンスター(大聖堂)

イングランド・ゴシック様式を代表する建築物の一つです。

ヨーク・ミンスター(大聖堂)

ちょうど先ほどの写真を、中から見た格好になります。西面中央の大きなステンドグラスは、"Great West Window"と呼ばれています。

ヨーク・ミンスター(大聖堂)

ハートの形を組み合わせたような、ステンドグラス上部の意匠も素敵です。

ヨーク・ミンスター(大聖堂)

南側の側廊です。

ヨーク・ミンスター(大聖堂)

何本もの円柱が重なり合って、1本の太い柱を構成しています。

ヨーク・ミンスター(大聖堂)

ゴシック教会でよく見られるバラ窓(rose window)です。袖廊の南側にあります。ゴシックの本場、フランスではバラ窓を中心にステンドグラスがデザインされることが多いですが、ここでは比較的控えめな扱いです。

ヨーク・ミンスター(大聖堂)

こちらもゴシック教会でよく見られるランセット窓(lancet window)です。袖廊の北側にあります。窓の上部が尖っているのが特徴です。

これには特別に、"Five Sisters' Window"(5姉妹の窓)という名前がつけられています。

ヨーク・ミンスター(大聖堂)

東面中央にある、"Great Eest Window"です。中世に完成したステンドグラスとしては、世界最大級です。

ヨーク・ミンスター(大聖堂)
ヨーク・ミンスター(大聖堂)

袖廊の北側からアクセスすることのできる、チャプター・ハウスです。360度、見渡す限りステンドグラス、という贅沢な体験をすることができます。

ヨーク・ミンスター(大聖堂)
ヨーク・ミンスター(大聖堂)

地下聖堂(crypt)です。

ヨーク・ミンスター(大聖堂)

ノルマン朝(12世紀)のヨーク大司教、ウィリアム・フィッツハーバート(William FitzHerbert)のモザイク画です。手前には、彼の石棺(sarcophagus)があります。

ウィリアムは、シトー会のヘンリー・マーダック(Henry Murdac)と激しく大司教の座を争いました。ちなみにイギリスにおけるシトー会の拠点であった、ファウンテンズ修道院(Fountains Abbey)は「ファウンティンズ修道院遺跡群を含むスタッドリー王立公園」として、世界遺産に登録されています。ノース・ヨークシャーのリポンという街にあります。

ヨーク・ミンスター(大聖堂)

同じくノルマン朝の遺構で、"Doomstone"と呼ばれています。デーモンが肩に載せているのは、人々を地獄の炎で責めるための大釜です。

ヨーク・ミンスター(大聖堂)

鼻の孔にカエルが頭を突っ込んでいます。もはや完全に理解の域を超えています。

ヨーク・ミンスター(大聖堂)

精巧な彫りの入った木製の表紙に、頑丈な金属の留め具がついた、いい意味で鑑賞に堪える、悪い意味で自己主張の強い本です。簡単に本棚に収まりそうにはありません。

ヨーク・ミンスター(大聖堂)

"The Kings Book of York Heroes"と呼ばれています。第一次世界大戦の戦没者を記録しています。

ヨーク・ミンスター(大聖堂)
ヨーク・ミンスター(大聖堂)
ヨーク・ミンスター(大聖堂)

チケットに記載の入場時間になりましたので、いよいよ待ちに待った塔に上ります!

ヨーク・ミンスター(大聖堂)

一度、袖廊の南端から屋根の高さまで上り、屋根伝いに中央にある塔へと渡ります。このとき、ゴシック建築の特徴である飛梁(flying buttress)を間近に見ることができます。

ヨーク・ミンスター(大聖堂)

塔の中にエレベーターはありません。ひたすら螺旋階段を上ります。もし足腰に不安があるなら、パスした方が賢明かもしれません。

ヨーク・ミンスター(大聖堂)

ようやく塔の上まできました。駅から大聖堂までまっすぐ歩いてきたなら、この道を通ったはずです。聖ウィルフリッド教会(St Wilfrid's Catholic Church)の塔がよく見えます。

ヨーク・ミンスター(大聖堂)

大聖堂の北に広がるディーンズ・パーク(Dean's Park)です。中央の建物がディーンの邸宅(Deanery)で、公園の名はこれに由来します。

ディーン(Dean)は主席司祭を意味し、ヨーク大聖堂を運営する責任者です。
ディーン・フジオカ(Dean Fujioka)は、ここではフジオカ主席司祭という意味になります。

ヨーク・ミンスター(大聖堂)

写真左手奥に、ヨークのもうひとつのランドマークである、クリフォーズ・タワー見えます。オールセインツ教会(All Saints' Church)や、聖マリー教会(St Mary's Church)の塔と重なっているのが残念です。

ヨーク・ミンスター(大聖堂)

ピーターゲート通り(Petergate)です。1階より2階が、2階より3階が道路側にせり出した、ヨーク特有の建物様式がこのアングルからもよくわかります。

ヨーク・ミンスター(大聖堂)

聖ヘレン広場(St Helen's Square)と、ヨーク市長の公邸であるマンション・ハウス(Mansion House)です。

ヨーク・ミンスターのアクセス

ヨーク・ミンスターは、名前の通りイギリスのヨークという街にあります。
ヨークへは、ロンドンのキングス・クロス駅からLNER(またはGrandCentral)で1時間45分~2時間です。

ヨーク駅からは簡単です。Ⓐヨーク駅の東口を出て、途中ウーズ川に架かる橋も越えながら、北東方向に約12分歩を進めれば、目的のⒷヨーク・ミンスターに到着です。ほぼ一直線なので、まず迷うことはないでしょう。

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