【モントリオール旧市街】おすすめの見どころとアクセス

モントリオール旧市街

モントリオール旧市街の基本情報

モントリオールは、フランス人入植者によって開拓された街です。

1642年、フォート・ヴィル・マリー(Fort Ville-Marie)と呼ばれるフランス軍の要塞が築かれ、それを拠点としてモントリオールへの入植が本格化します。モントリオールは、北米におけるカトリック布教活動の中心地として、またビーバー、カワウソ、ミンクなどの毛皮貿易の中心地として発展します。

1760年、七年戦争(フレンチ・インディアン戦争)に勝利したイギリス軍が、フランス軍に代わりモントリオールを支配します。モントリオール旧市街に見られる建物のほとんどは、実際にはイギリス統治時代以降に建てられたものです。

イギリス統治下においても、フランスの文化や伝統、また信仰の自由は尊重されました。モントリオール・ノートルダム大聖堂は、イギリス統治下において、フランスの建築様式で設計された代表的な例です。モントリオール旧市街には、フランス、イギリス両国から影響を受けた、他に類を見ない歴史的街並みが保存されています。

モントリオール旧市街の見どころ

モントリオール・ノートルダム大聖堂

ノートルダム大聖堂(モントリオール)
ノートルダム大聖堂(モントリオール)
モントリオール・ノートルダム大聖堂について、詳しくは下の記事をご覧ください。

【モントリオール・ノートルダム大聖堂】おすすめの見どころとアクセス
モントリオール・ノートルダム大聖堂の基本情報モントリオール・ノートルダム大聖堂(BasiliqueNotre-DamedeMontréal)は、1824年から1829年にかけて建設された、北米最古のゴシックリバイバル様式の宗教建築...

モントリオール銀行ビル

アルム広場
モントリオール銀行ビル(Édifice de la Banque de Montréal)は、アルム広場(Place d'Armes)に面し、モントリオール・ノートルダム大聖堂と向かい合うようにして建っています。モントリオール銀行はカナダ最古の銀行です。モントリオール銀行ビルは、モントリオール銀行の2代目本部ビルで、現存するカナダ最古の銀行ビルです。新古典主義様式で設計されています。コリント式の柱が特徴的です。

モントリオール市庁舎

モントリオール市庁舎
モントリオール市庁舎(Hôtel de Ville de Montréal)は、アンリ・モーリス・ペロー(Henri-Maurice Perrault)らによって第二帝政期建築様式で設計されました。第二帝政期建築様式の代表的な建築物として、パリのルーブル宮殿やオペラ座(ガルニエ宮)などがあります。

ルシアン・ソルニエ・ビル

ルシアン・ソルニエ
ルシアン・ソルニエ・ビル(Édifice Lucien-Saulnier)は、モントリオールで2番目の裁判所であり、現存する最古の裁判所ビルです。モントリオール市庁舎を手掛けたアンリ・モーリス・ペローらにより、新古典主義で設計されました。イオニア式の柱が特徴的です。

エルネスト・コーミエ・ビル

エルネスト・コーミエ
エルネスト・コーミエ・ビル(Édifice Ernest-Cormier)は、モントリオールで3番目の裁判所です。新古典主義様式とアールデコ様式を融合させた独特のデザインです。ドーリア式の柱に、幾何学的なパターンが連なるように配置されています。

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