カレドニアン・スリーパーの基本情報
カレドニアン・スリーパー(Caledonian Sleeper)は、ロンドンとスコットランドの各都市を結ぶ寝台列車です。
イギリスには、イングランドとスコットランドを縦断するイースト・コースト本線(東海岸本線)と、ウェスト・コースト本線(西海岸本線)という2つの大動脈があります。カレドニアン・スリーパーは、ウェスト・コースト本線を走ります。ロンドンのターミナル駅は、ユーストン駅です。

カレドニアン・スリーパーの乗車体験
イギリス鉄道92形「カレドニアン・スリーパー」

貨物列車と客車を牽引する機関車として設計されており、イギリスの鉄道会社GB Railfreightなどで採用されています。

カレドニアン・スリーパーを運行しているのはセルコ(Serco)ですが、GB Railfreight(GBRf)はその重要なパートナーです。

古代ローマの時代、スコットランドはカレドニア(Caledonia)と呼ばれていました。"Caledonian"には、"Scottish"と同じように「スコットランド人」「スコットランドの」という意味があります。
ちなみに、ニューカレドニア(New Caledonia)という国がありますが、イギリスの海洋探検家キャプテン・クックが、スコットランドの風景を連想して名付けたといわれています。

カレドニアン・スリーパーのシンボルマークは、スコットランドに生息するアカシカ(red deer)をモチーフとしています。

カレドニアン・スリーパーのクラスには大きく分けて、"Classic Rooms"と"Club Rooms"がありますが、こちらは"Club Rooms"の様子です。シャワーとトイレが備え付きかどうか、朝食が含まれているかどうかなどの違いがあります。

枕元には、携帯を置くスペースが用意されています。

シャワー兼トイレです。時間帯により、水圧が大きく変化します。夜間の水圧が特に弱いため、乗車後すぐか翌朝に利用する方がよいかもしれません。

シャワールームに設置されているシートの蓋を開けると、トイレが出現します。やはり、トイレの水を流すことのできない時間帯が存在しました。

アメニティのシャンプーやボディーウォッシュなど。他にも、アイマスク、耳栓、水のペットボトルなどが用意されていました。

朝食のメニュー、朝食を室内(In room)とラウンジカー(Lounge Car)のどちらでとるか、朝食の時間と必要に応じてモーニングコールの時間などを、ドアプレートに記入します。乗車後30分以内に、ドアノブにかけておく必要があります。

目を覚ませば、車窓にはイギリスの牧歌的な風景が広がっていました。

イギリスの伝統的な朝食”English Breakfast”です。カレドニアン・スリーパーでは、"Highland Breakfast"というメニュー名で提供されています。丸く黒いものは、ブラックプディング(black pudding)と呼ばれる、豚の血を主原料としたソーセージの一種です。