イオラニ宮殿の基本情報
イオラニ宮殿は、ハワイ王国の宮殿です。アメリカ合衆国唯一の宮殿といわれています。現在見られる建物は、ハワイ王国第7代国王のカラカウア王が1882年に建設したものです。
ハワイ王国は1893年、クーデターにより崩壊します。ハワイは臨時政府、共和制の時代を経て、アメリカ合衆国の準州、州へと移行します。イオラニ宮殿はその間、議事堂としての役割を果たします。1978年に大規模な修復が行われ、以降博物館として一般公開されています。
ハワイ王国は皇室との交流の歴史もあり、明治天皇から寄贈された壺や茶器などを見学することができます。
イオラニ宮殿の見どころ
ハワイ王国の宮殿です。ハワイ州の議事堂として使用された歴史もあります。ハワイ州の旗がはためいています。
ホールの中央に大階段があります。
ホールには、明治天皇から寄贈された伊万里焼の壺が展示されています。
ハワイ王国の第7代国王であるカラカウア王は1881年、世界一周の旅に出ます。カラカウア王は世界一周を行った、最初の君主とされています。日本で明治天皇とも謁見しています。壺はカラカウア王が帰国したあとに、明治天皇から送られたものといわれています。
同じく明治天皇から寄贈された、菊の御紋が入った茶器も展示されています。
"Kulia i ka nu'u"はハワイの言葉で、「頂上を目指して努力する」という意味です。カラカウア王妃、カピオラニ女王のモットーであったといわれています。
華やかでいて派手すぎず、格式を感じることのできる調度品の数々です。アンティーク好きの方にもおすすめです。
イオラニ宮殿のアクセス
イオラニ宮殿は、ホノルルのダウンタウンエリアにあります。ワイキキからなら、ワイキキトロリーのレッドラインまたは公共バス(The Bus)を利用するのが便利です。
Ⓐアラモアナセンターからも、歩けない距離ではありません。西へずっと約33分歩くと、Ⓑイオラニ宮殿に着きます。道路を挟んだ反対側に、アリイオラニ ハレと呼ばれる裁判所を背にした、カメハメハ大王像があります。
スカイライン全線開通後は、クロロイア(Kuloloia)駅が最寄駅となる見込みです。