岡山の基本情報
岡山は、岡山県の県庁所在地で、政令指定都市のひとつです。
現在の岡山県全域、広島県東部、香川県、兵庫県の一部を含む広大な地域を支配した吉備(きび)という国が、かつて存在しました。
岡山市北区および隣接する総社市は吉備国の中心地であったといわれており、岡山市北区には吉備国の総鎮守であった吉備津神社が現存しています。
吉備国の勢力拡大を警戒した大和朝廷は、吉備を備前、備中、備後の三国に分割し、続いて備前から美作を分国します。岡山には、備前国の国府が置かれました。
戦国時代になり岡山城を整備し現代の岡山という街に繋がる基礎を築いたのは、宇喜多直家とその子、秀家です。「岡山」という地名も、岡山城が築かれた小高い丘の名前に由来します。
秀家の子、秀高は関ヶ原の戦いで西軍につき敗れ、宇喜多家は衰退します。代わって岡山に入ったのは小早川秀秋でしたが、秀秋は跡継ぎのないままわずか1年10ヶ月で病死します。次に岡山藩主となったのが、姫路藩初代藩主池田輝政の子、池田忠継です。
明治の廃藩置県までずっと、池田家が岡山藩の藩主、そして岡山城の城主を務めます。また分裂していた吉備国の大部分は廃藩置県により再び統合され、岡山県が誕生します。
岡山の観光スポット
道草旅行社おすすめの観光スポットを、1位から順にご紹介します。
吉備津神社
かつては「吉備国の総鎮守」と呼ばれていました。吉備が備前、備中、備後の三国に分割されたあとは、備中国の一宮とされました。
本殿及び拝殿と祖霊社、三社宮、御供殿、本宮社、お釜殿などを繋いでいる長い回廊です。
本殿及び拝殿は、国宝に指定されています。入母屋造を二棟結合したような珍しい造になっており、「比翼入母屋造」または「吉備津造」と呼ばれます。