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ウェヌスとローマ神殿(サンタ・フランチェスカ・ロマーナ聖堂)
ローマ神話における愛と美の女神、ウェヌス(ヴィーナス)と女神ローマを祀る神殿です。現在はキリスト教会となっていますが、建物の裏側に回ると古代ローマ時代の遺構を見ることができます。
ローマ(roma)を逆から読むと、ラテン語で「愛」を意味する"amor"になりますが、その洒落ががかかっていました。ちなみに、イタリア語で「愛」はアモーレ(amore)です。
ウェヌスとローマ神殿の南側から、コロッセオを正面に見たところです。
いざフォロ・ロマーノとパラティーノの丘へ! パラティーノの丘編
パラティーノの丘をご紹介します。
フォロ・ロマーノの観光ルートは線でしたが、パラティーノの丘は面です。観光客の密度も下がり、緑も多くなり、公園のような趣きが出てきます。ゆっくりピクニックを楽しむくらいの、心と時間に余裕が欲しいところです。そうでなければ、興味のあるところを中心に、時間配分しながら回っていく必要があります。
ファルネジアーニ庭園
16世紀にファルネーゼ卿が作った庭園です。観光スポットとしては、フォロ・ロマーノを一望できる展望台としてむしろ人気があります。
中央にマクセンティウスのバシリカ(コンスタンティヌスのバシリカ)、その左がロムルス神殿(サンティ・コスマ・エ・ダミアーノ聖堂)、右がウェヌスとローマ神殿(サンタ・フランチェスカ・ロマーナ聖堂)です。
コロッセオと、その手前にティトゥスの凱旋門が見えます。
右から、アントニヌス・ピウスとファウスティナ神殿、クリア・ユリア(元老院議事堂)、セプティミウス・セウェルスの凱旋門などが見えます。さらにその西が「ローマの七丘」の一つ、カンピドリオの丘で、白い巨大な建物はヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂です。