マリーン湖の基本情報
マリーン湖(Maligne Lake)は、ジャスパー国立公園にある湖です。日本語で、「マリン湖」「マリン・レイク」「マリーン・レイク」とも呼ばれます。
マリーン湖を特別なものにしているのは、スピリット・アイランド(Spirit Island)と呼ばれる小島の存在です。スピリット(精霊)という名前の通り、カナダの先住民ストーニー・ナコダ族(Stoney Nakoda)にとって神聖な場所です。
ニューヨークのグランド・セントラル・ターミナルにはかつて、コダック・コロラマ(Kodak Colorama)という巨大な写真展示スペースがあり、1960年にスピリット・アイランドを被写体とした写真が飾られました。
2014年には、iPadの広告でもスピリット・アイランドのイメージが使用されました。
スピリット・アイランドを観るためには、マリーン湖クルーズ(Maligne Lake Cruise)に参加する必要があります。
マリーン湖の見どころ
マリーン湖は南北に長い湖です。その北岸に、クルーズの出発地となる船着場があります。
北岸の船着場周辺から、スピリット・アイランドの姿は見えません。ちなみに左手前の嶺はリア・ピーク(Leah Peak)、左奥の嶺はサムソン・ピーク(Samson Peak)です。
クルーズ船に乗り、スピリット・アイランドを目指します。
一度スピリット・アイランドの脇を通りすぎたあと、入り江の船着場へと大きく舵を切ります。正面のもっとも高い嶺は、南から眺めたサムソン・ピークです。
目的地に着きました。マリーン湖は南にいくにつれて、エメラルド色が深くなっていきます。氷河が湖に流し込む、岩粉(岩盤が削れた粉)の濃度が関係しているといわれています。
スピリット・アイランドです。奇跡のように光芒がさしています。
スピリット・アイランドは厳密には島ではなく、砂州で湖岸と繋がっています。ちなみに、スピリット・アイランドへの上陸は禁止されています。
クルーがけん玉をして、時間をつぶしていました。
マリーン湖のアクセス
Ⓐジャスパー駅からⒷマリーン湖の駐車場までは、車で約48分の距離です。道中に、マリーン渓谷(Maligne Canyon)やメディスン湖(Medicine Lake)などの観光スポットがあります。