【ヴェネツィアのゴンドラ遊覧】優雅にセレブ気分?

ヴェネツィアのゴンドラ・クルーズ

ゴンドラ乗り場のまとめやおすすめの乗り方をご紹介します。東京ディズニーシーの「ヴェネツィアン・ゴンドラ」と、本場ヴェネツィアのゴンドラとの違いについてご説明します。じっさいにゴンドラに乗った様子をご報告します。

ゴンドラとは?

「ゴンドラ」という言葉は広く「吊り駕籠」という意味でも使われています。スキー場や遊園地などの観光地にあるロープウェイをそういう場合があったり、最近はあまり見ませんが結婚式の演出で新郎新婦が乗ったり、コンサートの演出でアーティストが乗ったり、あるいは高層ビルの窓を拭くために清掃員の方が乗ったりしています。

そのため川を進む乗り物としての「ゴンドラ」も、「カヌー」や「カヤック」のような一般名詞と思われがちですが本来はヴェネツィアで生まれた言葉であり、ヴェネツィアのものだけを指してこういいます。東京ディズニーシーの乗り物で「ヴェネツィアン・ゴンドラ」というものがありますが、あえて「ヴェネツィアン」といわなくても「ゴンドラ」は本来ヴェネツィアのものです。

ゴンドラの起源は?

ヴェネツィアでいつどのようにしてゴンドラという乗り物が生まれたのか、じつははっきりしたことがわかっていません。7世紀まで遡ることができるという歴史学者もいますが、文献に初めて登場するのは1094年のようです。おそらく最初はカナル・グランデ(ヴェネツィアの街を二分する大運河)の渡し船として生活の中で生まれたものが、観光用に転化していったのではないでしょうか。

ゴンドラの乗り場、乗り方は?

"SERVIZIO GONDOLE"と表示されたゴンドラ乗り場が、ヴェネツィアのあちこちにあります。ざっと調べただけでこれくらいですが、他にもあるかもしれません。おそらくほとんどの観光客が、サン・マルコ広場に面した"SERVIZIO GONDOLE"を一度は目にするでしょう。

"SERVIZIO GONDOLE"でゴンドリエーレ(ゴンドラの漕ぎ手)に直接希望の時間と、(もしあれば)希望のコースを伝えます。

ヴェネツィアのゴンドラには公定価格が決まっており、25~30分の遊覧時間で昼は80ユーロ、夜は120ユーロです。人数にかかわらず1艘当たりの料金です。ただし最大乗船人数は6人と決まっているのと、料金を浮かせるために明らかに別グループで相乗りしようとしていると、拒否される場合があるようです。
ぼったくりに会ったという報告もあります。あまりにも公定価格からかけ離れている場合には価格交渉をするか、乗り場は一箇所ではないので別の乗り場に移動してしまった方がいいかもしれません。

そういったやり取りがわずらわしい、不安だという方には、少々割高にはなりますが日本語で予約できるオプショナル・ツアーをおすすめします。JTBやHISをはじめ、様々な会社がオプショナル・ツアーを販売しています。
またオプショナル・ツアーを利用するメリットして、セレナーデの演奏がついたプランを選ぶことができるという点があります。どうせオプショナル・ツアーにするなら、お値段はさらに張りますが、思い切ってこちらのプランにしてみてはいかがでしょうか。旅のハイライトになること請け合いです!

東京ディズニーシーの「ヴェネツィアン・ゴンドラ」と本場のゴンドラとの違いは?

東京ディズニーシー

東京ディズニーシーの写真です。見比べてみると一目瞭然です。

  • 東京ディズニーシーのゴンドラはは2人漕ぎ(本場のものは1人漕ぎ)
  • 東京ディズニーシーのゴンドラはは16人乗り(本場のものは6人乗り)
  • 東京ディズニーシーのゴンドラは平べったい(本場のものは細長い)

憶測ですが、営業的な回転率を考えて16人乗りにすると、必然的に草履のように平べったい形となり、その推進力を得るために2人漕ぎになったという経緯ではないでしょうか。

いざゴンドラ・クルーズへ!

いよいよ本場ヴェネツィアのゴンドラに乗ります!

サン・モイゼ教会正面の橋を渡ったところにある"SERVIZIO GONDOLE"から乗船しました。約30分間のクルーズでした。すみません、残念ながらセレナーデつきではありません。

ヴェネツィアのゴンドラ・クルーズ

こちらが今回乗るゴンドラです。ゴンドリエーレの制服は黒と白のボーダーシャツですが、冬なので上からダウンジャケットを着ています。

ヴェネツィアのゴンドラ・クルーズ

さっそくサン・モイゼ教会の正面にある橋をくぐります。サン・モイゼ川を北上していきます。

ヴェネツィアのゴンドラ・クルーズ

「アクア・アルタ」と呼ばれる高潮のときには、1メートル以上も水位が上昇する場合があります。長年の浸食によって朽ち果ててしまったのでしょう。

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