【サークルライン・クルーズ】見どころ・所要時間・予約・アクセスを解説

サークルライン・クルーズ

サークルライン・クルーズの見どころ

とりわけニューヨークを初めて観光する方におすすめしたいのが、マンハッタン島をぐるっと一周するサークルライン・クルーズです。マンハッタンの中にいると高層ビル群に目が奪われて、そこが「島」であることを忘れてしまいます。クルージングしながら外から眺めてみると、きっとマンハッタンの意外な一面を発見することができるでしょう。

マンハッタンを水上から巡るクルーズ

Circle Line Sightseeing Cruises社が提供している、観光用のクルージング・サービスです。

たくさんのコースがありますが、代表的なものはBEST OF NYC CRUISE、LANDMARKS CRUISE、そしてLIBERTY CRUISEです。それぞれ所要時間と金額が異なり、松竹梅の関係にあります。

予定と予算に合わせて選べばよいのですが、せっかくならマンハッタン島を一周するBEST OF NYC CRUISEはいかがでしょうか?

乗船場所とコースの種類

BEST OF NYC CRUISE、LANDMARKS CRUISE、LIBERTY CRUISEはすべてPier 83から出航します。Pierは埠頭の意味です。ニューヨークの埠頭にはすべてこうした通し番号がついています。Pier 83へは、タイムズスクエアから西へ徒歩20分です。

それぞれ料金を上乗せすると、Premierクラスにアップグレードすることができます。優先乗船などのサービスがありますが、やはり特別な上部デッキを利用できるという点が、写真を撮る上ではメリットが大きいです。予算との相談になるでしょう。

BEST OF NYC CRUISEのコース(2.5時間)

ハドソン川、ハーレム川、イースト川をつないでマンハッタン島を一周し、自由の女神、主要な橋、ヤンキー・スタジアム、クロイスターズなどを水上から眺めます。この記事の乗船体験も、このコースを時計回りに巡った記録です。

マンハッタン島を一周します。マンハッタン島の裏側というか、表側というかを見られるのはBEST OF NYC CRUISEだけです。

LANDMARKS CRUISEのコース(1.5時間)

自由の女神に加えてブルックリン橋、マンハッタン橋、そしてウィリアムズバーグ橋の下を通り、出発地のちょうど反対側からエンパイアステートビルが見えたあたりで、きた道を引き返します。

同じコースで、夜景を楽しむHARBOR LIGHTS CRUISE(2時間)もあります。

LIBERTY CRUISEのコース(1時間)

LIBERTYは自由の女神(Statue of Liberty)のLIBERTYです。手っ取り早く自由の女神と、アッパー湾からのマンハッタン島を見たいという方に向いていますが、さらに安い料金でリバティ島とエリス島に上陸することができる自由の女神とエリス島クルーズと比べると、見劣りする部分があるかもしれません。

4~9月の季節限定ですが、LIBERTY CRUISEと同じコースでスピードボートを使って時間を短縮したThe Beast(30分)というコースもあります。

自由の女神とエリス島クルーズについて

STATUE CRUISES社が運行しています。サークルライン・クルーズとは運行会社が異なるので注意が必要です。出航場所も異なります。
自由の女神のあるリバティ島と、移民博物館のあるエリス島に上陸することができるのが特徴です。

チケットには下記の種類があります。所要時間は任意で、上陸地でどれだけ過ごすかによります。

  • CROWN RESERVE TICKET
  • PEDESTAL RESERVE TICKET
  • RESERVE TICKET

CROWN RESERVE TICKETは自由の女神像の中に入り王冠部分まで、PEDESTAL RESERVE TICKETは台座まで上がることができるチケットです。これらは入場枠が限られているため、必ず事前予約が必要です。

船のどちら側に座るか

進行方向に向かって、船のどちらが側に座るべきか。これはせっかくのクルージングを最大限楽しむ上で、重要なポイントです。

LANDMARKS CRUISE、LIBERTY CRUISEは同じルートを行って帰ってくるだけなので、左右の差は結果的にほとんどありません。

BEST OF NYC CRUISEはぐるっと一周するため、左右で見える景色が変わります。反時計回りで、ずっとマンハッタン島を左手に見ながら進むことになるので、やはり進行方向に向かって左側の席に座る方が、満足度が高いのではないでしょうか。

クルージング前編

じっさいにBEST OF NYC CRUISEに参加した様子をご報告します。ちなみに進行方向に向かって左側の席を取っています。残念ながらPremierクラスではありません。

サークルライン・クルーズ
これがPier 83にある、サークルライン・クルーズの乗り場です。自由の女神に星条旗が眩しいです。

サークルライン・クルーズ
いざ出航です。自由の女神を目指して、ハドソン川を南下していきます。エンパイアステートビルが遠ざかっていきます。

サークルライン・クルーズ
右手に見えてきたのはエリス島です。この建物は1954年まで移民局として使われていました。移民の国、アメリカを象徴する場所の一つです。

自由の女神

サークルライン・クルーズ(自由の女神)
クルーズのハイライトともいえる、自由の女神です。
はたして右側の席を取るのが正解だったのでしょうか?

サークルライン・クルーズ(自由の女神)
安心してください。船はUターンするように、大きく舵を切ります。

サークルライン・クルーズ(自由の女神)
やや遠ざかりましたが、綺麗にクレームに収めることができました。
がんばってカメラのズームレンズを伸ばしている人がここにいるなら、悠々とヘリコプターで上空から近づいていく人がいます。

サークルライン・クルーズ
世界一の超高層ビル群です。ニューヨークや香港と比べると、まだ東京は風通しがいい方だと感じます。
ここからイースト川に入っていきます。

ブルックリン橋

サークルライン・クルーズ(ブルックリン橋)
ブルックリン橋です。橋の麓にニューヨーク市庁舎(マンハッタン市庁舎)が見えます。
ブルックリン橋は歩いて渡ることもでき、人気の観光スポットになっています。

サークルライン・クルーズ
謎の放水を見つけました。なかなかの水量です。

マンハッタン橋

サークルライン・クルーズ(マンハッタン橋)
マンハッタン橋です。ブルックリン橋と同じく、マンハッタン区とブルックリン区を結んでいます。良くも悪くも、素直なネーミングです。
マンハッタン橋も歩いて渡ることができるのですが、ブルックリン橋のような解放感がないためか観光客にはそれほど人気がありません。

サークルライン・クルーズ(ウィリアムズバーグ橋)
ウィリアムズバーグ橋です。マンハッタン区とブルックリン区ウィリアムズバーグを結びます。
ウィリアムズバーグはブルックリン区の中でも人気の街で、マンハッタンのような洗練された都会さと、手作り感のある下町の雰囲気が同居しています。ブルックリン観光の中心でもあります。

サークルライン・クルーズ
「CAT」にリードをつけて散歩させているところです。

サークルライン・クルーズ(エンパイアステートビル)
エンパイアステートビルです。ちょうど船が出たPier 83の反対側まで回ってきました。

サークルライン・クルーズ
工業地帯のような風景も見えるようになりました。煙突が4本並んでいるのは、コンソリデーテッド・エジソン(Consolidated Edison)社の工場です。あの発明王トーマス・エジソンをルーツに持つ、電力事業とガス事業を一手に担う公益事業会社です。

サークルライン・クルーズ
面白いデザインのビルです。マニアックな感想ですが、福岡市の百道浜にあるマンションでネクサス百道レジデンシャルタワーとアトモスももちが立ち並ぶ光景に、すこし似ています。

クルージング後編

いよいよマンハッタン島を一周するBEST OF NYC CRUISEでないと、見ることのできない景色になってきます。

国際連合本部ビル

サークルライン・クルーズ(国連本部)
BEST OF NYC CRUISE独自の目玉はなんといってもこの、国連本部ビルではないでしょうか。
『2001年宇宙の旅』に登場するモノリスのような、あるいはマッチ箱のようなシルエットの建物は事務局ビルです。よくテレビに映る総会議場は右下の低い建物の中にあります。

サークルライン・クルーズ(クイーンズボロ橋)
クイーンズボロ橋です。マンハッタン区とクイーンズ区を結んでいます。
クイーンズボロ(Queensboro)のボロ(boro)は、「区」を意味するboroughの略です。

サークルライン・クルーズ(ウォーズ・アイランド橋)
ウォーズ・アイランド橋(Wards Island Bridge)です。歩行者と自転車専用の橋で、大型船が通るときには上下する構造になっています。専門用語で「昇開橋」といいます。イースト川からハーレム川に入ります。

サークルライン・クルーズ
観光名所かと思いシャッターを切りましたが、あとで調べるとただの小中学校でした。

サークルライン・クルーズ
可愛らしくデフォルメされたようなタグボートです。日本だとどうしても漁船のようなスタイリングになってしまいますが。

サークルライン・クルーズ(ヤンキー・スタジアム)
ヤンキー・スタジアムです。まーくんこと田中将大選手がピッチング中かもしれません。ヤンキー・スタジアムがあるのはブロンコス区です。マンハッタン区とブロンコス区の間を流れるハーレム川を、ずっと北上しています。

ハイ・ブリッジ

サークルライン・クルーズ(ハイ・ブリッジ)
ハイ・ブリッジです。意外かもしれませんが、これがニューヨーク最古の橋です。

最初は水道橋として建設され、石造りの重厚なアーチ橋でした。現在は歩行者と自転車専用の橋になっており、鉄製のものに架け替えられていますが、橋脚の部分に開通当時の面影を残しています。また橋の麓にはハイ・ブリッジ給水塔が残っています。こちらも現在は使用されていませんが、ニューヨークの近代化を象徴する遺産の一つとして保存されています。

サークルライン・クルーズ
207th Street Yardと呼ばれる、ニューヨーク市地下鉄の車両基地です。鉄道好きの方には嬉しいかもしれません。

サークルライン・クルーズ
ブロードウェイ橋です。二段構造になっていて、下を自動車が、上をニューヨーク市地下鉄が走ります。ちなみに地下鉄の路線は、IRTブロードウェイ-7番街線です。ウォーズ・アイランド橋と同じ「昇開橋」です。

サークルライン・クルーズ(スパイテン・ダイヴィル橋)
スパイテン・ダイヴィル橋です。アムトラック専用の鉄道橋です。船が通るときには回転して道を開ける、いわゆる「旋回橋」です。

サークルライン・クルーズ
最初に船が出たのと同じ、ハドソン川に戻ってきました。ハーレム川と比べると雄大な流れで、抜けるような解放感があります。

サークルライン・クルーズ(ジョージ・ワシントン橋)
ジョージ・ワシントン橋です。橋の向こうは、ニュージャージー州です。

サークルライン・クルーズ
このあたりから見るマンハッタンは、濃い緑に囲まれています。マンハッタンにはこんな一面もあります。

サークルライン・クルーズ
間もなくPier 83です。ついに2時間半のクルージングが終了します。

サークルライン・クルーズの基本情報

以下は、Circle Line公式サイトを2026年9月21日に確認した情報です。運航コース、出航時刻、料金は日付や天候により変わるため、予約時に公式サイトの最新案内を確認してください。

🔗 公式サイト
Circle Line Sightseeing Cruises
NYC Sightseeing Cruises
📍 乗船場所
Pier 83, 83 North River Piers, New York, NY 10036(主要コース)。一部のコースはPier 16から出航します。
🕒 運航時間
季節とコースにより異なります。Pier 83のチケット窓口は通常9:00に開き、その埠頭の最終便出航時に閉まります。
🚫 運休日
通常の観光クルーズは12月25日を除き毎日運航しますが、荒天や特別運航により変更される場合があります。
💶 料金
コース、乗船日、座席クラスにより変動します。公式予約画面で日付を選び、表示された料金と条件を確認してください。
⏱️ 所要時間
Best of NYCは約2時間30分、Landmarksは約1時間30分、Liberty Midtownは約1時間です。⚠️ 航路、河川の状況、天候により運航時間や一周可否が変わる場合があります。

サークルライン・クルーズの予約

乗りたいコースと日付を公式予約画面で選び、出航時刻と座席クラスを確認して購入します。Best of NYCはマンハッタン島を一周する約2時間30分のコース、Landmarksは南半分の主要景観を約90分で巡るコース、Liberty Midtownは自由の女神を中心に約1時間で往復するコースです。いずれも自由の女神の近くを航行しますが、リバティ島には上陸しません。

観光パスに含まれる対象コースや予約方法は変更されるため、パス側のアプリとCircle Lineの予約画面の双方で確認してください。売り切れる便もあるため、日程が決まっている場合は早めの予約が安心です。

日別の出航時刻と運航コースは、公式スケジュールで確認できます。情報は2026年9月21日に確認しました。

Schedule
Entire Circle Line Cruises Schedule

サークルライン・クルーズのアクセス

地下鉄・徒歩

主要コースが出航するPier 83は、マンハッタン西側のWest 42nd Street突き当たりにあります。地下鉄駅からは徒歩移動が必要になるため、乗船手続きの時間を見込んで向かってください。

乗船前の確認

同社はPier 83とPier 16の2拠点を使用しています。予約票に記載された出航埠頭を確認し、別の埠頭へ向かわないよう注意してください。

ニューヨークの観光スポット、交通、モデルコースについては、ニューヨークの記事をご覧ください。

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