スコットランド国立博物館の基本情報
スコットランド国立博物館は、スコットランドの首都エディンバラにある博物館です。グラスゴーのケルヴィングローヴ美術館・博物館と並び、スコットランドでもっとも人気のある観光・文化施設のひとつです。

日本で「国立博物館」というとすこしお堅いイメージがあるかもしれませんが、展示内容はバラエティーに富み、また展示方法も工夫されており、誰でも気軽に入って楽しむことのできる施設です。
一部特別展を除き、入場は無料です。
スコットランド国立博物館の見どころ

科学技術(Science and Technology)に関する展示エリアです。

パイパー PA-38トマホーク(Piper PA-38 Tomahawk)を、ビーグル A.61 テリア(Beagle A-61 Terrier)が追いかけます。

イギリスを拠点とするレッドブル・レーシング(Red Bull Racing)のF1マシンです。レッドブル・レーシングがF1に参戦したのは2005年ですが、本マシンはその翌年に投入された「RB2」と呼ばれるモデルです。
ワイラム・ディリー号

ワイラム・ディリー号(Wylam Dilly)は、現存する2番目に古い蒸気機関車です。ちなみに現存する最古の蒸気機関車はパッフィング・ビリー号(Puffing Billy)で、ロンドンの科学博物館に収蔵されています。いずれもウィリアム・ヘドリー(William Hedley)によって、1813~1815年に製造されました。


蒸気機関車は石炭を燃やした熱で水を沸騰させ動力源としますが、初期の蒸気機関車は木製の樽に水を貯蔵しているという外見的特徴があります。

LNER A4形蒸気機関車60031号機「ゴールデン・プロヴァー(Golden Plover)」がフォース橋(Forth Bridge)を渡っているところです。

流線形の車体が特徴的なLNER A4形蒸気機関車ですが、とりわけ蒸気機関車としての世界最高速度記録を樹立した4468号機「マラード(Mallard)」が有名です。マラードはイギリス国立鉄道博物館で保存・展示されています。


ニコンの半導体露光装置です。ステッパー(stepper)とも呼ばれます。同分野は現在オランダASML社の天下ですが、2000年以前まではニコンがトップシェアを誇っていました。

まるでアーケードゲームのコントローラーのようです。「NSR」という型式は、ニコンの半導体露光装置で現在も使用されています。

打って変わって、自然界(Natural World)に関する展示エリアです。

ジョフロイネコ(Geoffroy's cat)の交尾風景です。

ヨーロッパカヤクグリ(Dunnock)のメスは複数のオスと関係を持ちます。オスはメスの生殖器(厳密には、肛門などを兼ねる総排泄腔)をクチバシで刺激し、他のオスの精液を取り出したあと行為に及びます。

オポッサム(Opossum)は一度に10匹以上の子供を産み、最初の2~3か月は子供を乳首にぶら下げながら生活します。

シママングース(Banded mongoose)が股の間から小石を投げ、ダチョウの卵を割ろうとしているところです。

愛らしいマヌルネコ(Pallas's cat)のつがいです。

ロケットの隣に仏像が並ぶ「なんでもあり」感が、スコットランド国立博物館の魅力です。

ミレニアム・クロック・タワー(Millennium clock tower)と呼ばれる、からくり時計です。

レーニン、スターリン、ヒトラーが生きた、社会主義とファシズムの時代を象徴しているといわれています。

グランド・ギャラリー(Grand Gallery)と呼ばれる、博物館のメインホールです。

千葉県市川市の長松寺から伝わった聖観音といわれています。

インド・カジュラホの仏像です。

カナダのネイティブ・アメリカンが祭事で着用した、サンダーバード(Thunderbird)のマスクです。サンダーバードとは、ネイティブ・アメリカンが信仰する伝説の生物です。
ちなみに日本でサンダーバードといえば、関西と北陸を結ぶ特急列車の名称として知られています。特急「サンダーバード」が特急「雷鳥」の後継であったことから、雷鳥(鳥のライチョウ)の英語名が、サンダーバードであると誤解している日本人もすくなくありません。雷鳥は英語で"(Rock) Ptarmigan"などと呼ばれています。

古いイギリスのポストです。王冠を被っているのも可愛いらしいですが、投函口が縦向きなのも面白いです。
スコットランド国立博物館のアクセス
Ⓐエディンバラ・ウェイヴァリー駅からⒷスコットランド国立博物館まで、歩いて約10分の距離です。駅からまっすぐ南に向かって歩き、チェンバーズ・ストリート(Chambers Street)で西に向かいます。