バローロの基本情報
バローロは、ピエモンテ州クーネオ県にある、人口約700人の小さな村です。
ピエモンテ州はトスカーナ州と並び、イタリアワインの生産地として有名ですが、中でもバローロの名声は際立っています。ネッビオーロ (Nebbiolo) という品種のブドウで作られる、辛口の赤ワインは、「王のワインにして、ワインの王」と讃えられています。
バローロを中心とするブドウ畑の景観は、「ピエモンテのブドウ畑の景観:ランゲ=ロエーロとモンフェッラート」として、世界遺産に登録されています。
バローロの観光スポット
道草旅行社おすすめの観光スポットを、1位から順にご紹介します。
村で一番高い場所にあり、バローロのシンボルになっている城です。
ファレッティ城(Castello Falletti)とも呼ばれます。ファレッティ家は、14世紀頃にバローロ村とその周辺地域を支配していた豪族です。
城の内部は、WiMuというワイン博物館(Museo del Vino)になっています。「イタリアでもっとも革新的なワイン博物館」との触れ込みですが、展示内容がまるで前衛芸術のようで、まったく理解不能とか、シュールすぎるといった意見も見られ、評価が分かれています。
もし前衛的なワイン博物館に興味がなくても、城の中にはエノテカもあり、こちらは入場料無料で利用することができます。
エノテカ(Enoteca)とは、格安でワインの飲み比べをすることができ、気に入ったものをボトルで購入することもできる、いわゆるテイスティング・バーのような形態の店舗です。
サン・タゴスティーノ教会とバローロ教会
左がサン・タゴスティーノ教会(Chiesa di Sant Agostino)で、右がバローロ教会(Chiesa di Barolo)です。バローロ城に隣接してあります。
村の中心部にある、比較的大きな規模のワイナリーです。ワインと一緒に、ピエモンテ料理を味わうことのできるレストランも併設しています。