ETR1000型とETR400型が並んでいるところです。
イタリア国鉄ETR1000型(FS Class ETR 1000)
ETR500型と並び、「フレッチャロッサ(赤い矢)」として運行されています。営業最高速度は300 km/hですが、設計上の最高速度は400 km/hに達します。
日立製作所の子会社である、日立レールイタリアが製造しています。新幹線と同じ、動力分散方式の車両です。
ETR400型(ETR 400)と呼ばれたこともありますが、現在は日立レールイタリアの公式サイトでも、ETR1000型(ETR 1000)という表記に統一されているようです。
「フレッチャロッサ1000(Frecciarossa 1000)」と呼ばれる場合もあります。
印象的なフォルムとペイントが相まって、「巨大なイモムシ」を連想させます。連結器のカバーを開閉させながら、まっすぐプラットホームに穴をあけているかのようです。
複眼式のヘッドライトが格好いいですが、やはり虫の目のようにも見えなくもありません。
トレニタリアの一般鉄道車両
イタリア国鉄E402型(FS Class E.402)
外見に似合わず中高速走行が可能な電気機関車で、主に「インターシティ(InterCity)」の客車を引っ張っています。
イタリア国鉄E464型(FS Class E.464)
電気機関車「レジョナーレ(Regionale)」の客車を引く、一般的な電気機関車です。
イタリア国鉄MDVC型
車体側面に「TE」とあるのは電気機関車です。もし「TD」とあればディーゼル機関車です。
「営業最高速度300 km/h」の世界とはほど遠い、牧歌的な光景です。