バンフの基本情報
バンフ(Banff)は、バンフ国立公園の中に位置し、カナディアン・ロッキー観光の拠点となる町です。ジャスパーが北の拠点なら、バンフは南の拠点です。
人口1万人にも満たない小さな町に、年間400万人以上もの観光客が訪れます(バンフ国立公園の入場者数)。
町の中心から3キロメートルほど南に、バンフ・ゴンドラの乗り場があります。バンフ・ゴンドラは、カナディアン・ロッキーの中でもとりわけ人気のある観光スポットのひとつです。
バンフの見どころ
ムース・ホテル・アンド・スイーツ(Moose Hotel & Suites)の前にある、ヘラジカ(ムース)の像です。
バンフ・パーク・ミュージアム
バンフ国立公園に生息する動植物の標本を中心に展示している、自然史博物館です。
ハイイロオオカミ(Gray wolf)です。警戒心が強く、野生での姿を目にすることは稀です。
アメリカバイソン(Bison bison)です。1世紀半近くバンフ国立公園から姿を消していましたが、2017年にエドモントン近郊のエルク・アイランド国立公園より16頭が持ち込まれ、2022年までの5年間で80頭以上にまで数を増やしています。
オオクロムクドリモドキ(Common Grackle)と、謎の仮面です。
カスケード・オブ・タイム・ガーデン
カスケード・オブ・タイム・ガーデン(Cascade of Time Garden)は、バンフ・パーク・ミュージアムからボウ・リバー・ブリッジ(Bow River Bridge)を渡った、川の対岸にある庭園です。入場無料です。
正面にそびえるのは、カスケード山(Cascade Mountain)です。
フェアモント・バンフ・スプリングス
フェアモント・バンフ・スプリングス(Fairmont Banff Springs)は、バンフ開発の一環として、カナダ太平洋鉄道(Canadian Pacific Railway)が建設したリゾートホテルです。アメリカ人建築家ブルース・プライス(Bruce Price)が、シャトー様式(Château Style)で設計しました。シャトーはフランス語で、「城」を意味します。
同氏の作品としてはほかに、ケベック・シティのシャトー・フロンテナック(Château Frontenac)などがあります。
フェアモント・バンフ・スプリングスには、"Samurai Sushi Bar & Restaurant"という日本食レストラン兼バーがあります。
バンフのマンホールカバーです。
味のブランド。
バンフのアクセス
Ⓐカルガリー国際空港からⒷバンフ・ビジターセンターまでは、車で約1時間34分の距離です。ハイウェイ1号線(Highway 1)に沿って、ずっと西に移動します。ハイウェイ1号線は、トランス・カナダ・ハイウェイ(Trans-Canada Highway)とも呼ばれています。
ジャスパーからバンフまでは、車で約3時間18分の距離です。