リバーサイド博物館はグラスゴー交通博物館とも呼ばれ、交通に関するありとあらゆるものが展示の対象です。車や鉄道はもちろん、船、飛行機、バイク、自転車まで。とりわけレトロカーのコレクションが充実しており、壁面まで使った立体的な展示が行われています。
警察車両に黄と青のバッテンバーグ・マーキングが採用されたのは2012年ですが、それまでイギリスの警察車両といえばオレンジの細いストライプでした。2枚の食パンにオレンジ・ジャムが挟まれているイメージから、「ジャム・サンドイッチ(Jam sandwich)」という愛称で親しまれていました。
辻馬車が走っていた、19世紀の街並みをそっくり再現したエリアがあります。
ザハ・ハディド(Zaha Hadid)氏の設計による、特徴ある建物も見どころのひとつです。
帆船グレンリー
「リバーサイド博物館」の「リバー」は、クライド川(River Clyde)のことです。クライド川沿いにはかつて造船所が建ち並び、世界最大の造船ベルトを形成していた時代がありました。
その面影を残すように、リバーサイド博物館の前にはここで建造された帆船グレンリー(Glenlee)が係留されています。
1451年創立の歴史ある大学です。『国富論』で知られるアダム・スミス、蒸気機関を発明しワット(W)の単位で知られるジェームズ・ワット、熱力学の基礎を築きケルビン(K)の単位で知られるケルヴィン卿(Lord Kelvin)ことウィリアム・トムソンなど、名だたる偉人を輩出しています。
ちなみに、ニッカウヰスキーの竹鶴政孝もグラスゴー大学で化学を学んでいます。
ジョージ・ギルバート・スコット(George Gilbert Scott)によって設計された、ゴシック・リヴァイヴァル様式の重厚な建物は見ごたえがあります。同氏はロンドンのセント・パンクラス駅やエディンバラの聖マリア大聖堂なども設計しています。
青地に金で文様の描かれた壁紙が素敵です。アダム・スミスの彫像が置かれています。
聖ガブリエル教会
グラスゴー大学の北側に向かい合うようにしてある、印象的な建物です。
グラスゴー市役所
ジョージア・スクエアに面しています。ボザール様式など、複数の建築様式が組み合わされています。