クアロア・ランチの基本情報
クアロア・ランチ(Kualoa Ranch)の"Ranch"は、牧場を意味します。日本語で「クアロア牧場」とも呼ばれます。
「牧場観光」といえば、動物とのふれあいや酪農体験などをイメージするかもしれませんが、クアロア・ランチのそれは大きく異なります。クアロア・ランチは牧場としてより、『ジュラシック・パーク』をはじめとした、映画のロケ地として有名です。
クアロア・ランチは私有地です。ギフトショップなどのある入口近くのエリアを除いて、園内を自由に散策することはできません。必ず何らかのツアーに参加する必要があります。ツアーの目的やテーマによって、移動の手段やコースが変わります。
自分で手綱またはハンドルを握るのが、乗馬、マウンテンバイク、バギーです。身体を動かすアクティビティを楽しみたい方におすすめです。運転手つきなのが、バス(大型、トロリー)やジープです。ゆっくりしたい方や、手が空くので移動中も写真撮影を楽しみたい方におすすめです。バギーは最大6人乗りで全員が運転するわけではないですが、バスやジープに比べれば振動は大きいです。
ほかにジップラインを楽しむツアーや、サステナビリティについて学び体験するツアー、クアロア・ランチを離れてカネオヘ湾をボートで周遊するツアーなどもあります。
ツアーは現地で申し込むことも可能ですが、事前予約をおすすめします。またツアーごとに年齢制限も細かく設定されているため、ファミリーでご参加の場合など特にご注意ください。
クアロア・ランチの見どころ
「映画ロケ地ツアー」に参加しました。バスで移動するツアーです。
『ジュラシック・パーク』や『ジュラシック・ワールド』シリーズは知っているが、他の映画はあまり詳しくないという方であれば、「ジュラシックアドベンチャーツアー」の方が楽しめるかもしれません。
バッテリー・クーパー・バンカー
第二次大戦中、日本軍による真珠湾攻撃を受け、アメリカ軍はクアロア・ランチを軍事要塞化します。このとき造られた掩体壕は「バッテリー・クーパー・バンカー(Battery Cooper bunker)」と呼ばれ、現在はクアロア・ランチで撮影された映画やテレビを紹介するための施設として利用されています。
『Hawaii Five-0』シーズン6で使用されたセットです。日本でも放送されていた、人気テレビドラマシリーズです。「高度調整装置 大日本帝国陸軍」と書かれています。
映画『マイティ・ジョー』の撮影を記念して製作された壁画です。
映画『ジュラシック・ワールド』より、動くティラノサウルスです。
再びバスに乗り、移動します。眩しいほどの、青空とエメラルドグリーンの海です。
よく見ると、「SCHOOL BUS」(スクールバス)の文字が見えます。かつては黄色い車体だったのでしょう。
カアアヴァ渓谷
カアアヴァ渓谷(Ka'a'awa Valley)は、『ジュラシック・パーク』『キングコング:髑髏島の巨神』など、様々な映画のロケ地となった場所です。バスを降りて、記念撮影をすることができます。
バギーは「ラプター(Raptor)」という愛称で呼ばれています。ちなみに機種は、カワサキMULE PRO-FXTです。
乗馬ツアーの様子です。もっとも「牧場」らしいアクティビティといえるかもしれません。
クアロア・ランチのアクセス
クアロア・ランチはどのツアーでも、ワイキキからの送迎オプションをつけることが可能です。ここでは、レンタカーでのアクセスをご紹介します。
例として、ⒶアラモアナセンターからⒷクアロア・ランチの駐車場までは、63号線(Route 63)を経由して、約41分のドライブです。63号線は、リケリケ・ハイウェイ(Likelike Highway)とも呼ばれています。カネオヘで83号線(Route 83)に乗り換え、北上します。レンタカーに比べれば時間はかかりますが、アラモアナセンターから公共バス(The Bus)を利用する方法もあります。