聖ジョゼフ礼拝堂の基本情報
聖ジョゼフ礼拝堂は、モントリオールにあるカナダ最大の教会です。聖ジョゼフ(ヨセフ)を記念したカトリック教会で、1967年に完成しました。
正式名称は、モン・ロワイヤルの聖ジョゼフ礼拝堂(仏Oratoire Saint-Joseph-du-Mont-Royal, 英Saint Joseph's Oratory of Mount Royal)です。モン・ロワイヤル(Mont-Royal)は、モントリオールの語源となった山の名前です。
聖ジョゼフ礼拝堂の見どころ
聖ジョゼフ礼拝堂は、モン・ロワイヤルの西側斜面に建てられています。屋根の上の十字架が、モントリオールの最高地点です。
外観はルネッサンス・リバイバル様式で設計されており、世界最大級のドームを冠します。
幼いイエスを抱く聖ジョセフ(ヨセフ)の像です。聖ジョセフは、イエスの養父です。聖マリアは聖ジョセフとの関係を持たず、聖霊によってイエスを身ごもりました。
聖ジョゼフの像を取り囲むように、キャンドルが奉納されています。
祭壇をはじめとした内装は、アール・デコ様式で設計されています。
ドイツのオルガン製作者、ルドルフ・フォン・ベッケラート(Rudolf von Beckerath)が設計、製作したパイプオルガンです。
ボーリングのピンに、なぜか聖人の姿が彫られています。倒すとバチが当たりそうです。
「ベツレヘムの星」と呼ばれるイエス誕生の場面が、なぜか冨嶽三十六景の赤富士を背景に、ジオラマで表現されています。左から、聖ジョセフ、イエス、聖マリア、羊飼い、そして東方のの三博士です。
聖ジョゼフ礼拝堂のアクセス
聖ジョゼフ礼拝堂の最寄駅は、モントリオール地下鉄ブルーラインⒶコート・デ・ネージュ駅(Côte-des-Neiges Station)です。コート・デ・ネージュ駅からコート・デ・ネージュ通り、クイン・メリ通りを南へ約8分歩くと、Ⓑ聖ジョゼフ礼拝堂の入口に着きます。