【日本の蒸気鉄道】1号機関車から義経・弁慶・しずか、そして国産化へ

鉄道博物館(国鉄7100形蒸気機関車「弁慶号」)

国産テンダー式国鉄蒸気機関車 C型機

国産テンダー式国鉄蒸気機関車のC型機(動輪3軸)は、旅客列車用を中心に発達した形式群です。幹線での高速運転に適したものから、地方線区で客貨両用に活躍したものまで種類は幅広く、日本の旅客用蒸気機関車の系譜を代表しています。優美な外観で知られるC57形や、日本最大の旅客用蒸気機関車であるC62形など、今日でも人気の高い形式が多く含まれています。

形式 軸配置 製造開始 製造終了 製造数 旅客 貨物 備考
8620形 1C 1914年 1929年 672両
C50形 1C 1929年 1933年 154両
C51形 2C1 1919年 1928年 289両 ◎幹線
C53形 2C1 1928年 1930年 97両 ◎幹線 輸入C52型を国産化
C54形 2C1 1931年 1931年 17両 現存車両なし
C55形 2C1 1935年 1937年 62両
C56形 1C 1935年 1939年 160両 愛称「ポニー」
C57形 2C1 1937年 1947年 201両 愛称「貴婦人」
C58形 1C1 1938年 1947年 431両
C59形 2C1 1941年 1947年 173両 ◎幹線
C60形 2C2 1953年 1961年 47両 C59形を改造
C61形 2C2 1948年 1949年 33両 D51形ボイラーを転用
C62形 2C2 1948年 1949年 49両 ◎幹線 D52形ボイラーを転用

国鉄C51形蒸気機関車239号機

京都鉄道博物館(国鉄C51形蒸気機関車239号機)
国鉄C51形蒸気機関車は、1919年から1928年にかけて製造された幹線旅客列車用テンダー式蒸気機関車です。1928年の称号規定改正により、18900形からC51形へと改称されました。239号機は、天皇陛下が乗車するお召し列車の専用機として活躍しました。

国鉄C53形蒸気機関車45号機

京都鉄道博物館(国鉄C53形蒸気機関車45号機)
国鉄C53形蒸気機関車は、アメリカン・ロコモティブ(アルコ)社のC52形を解析して国産化した幹線旅客列車用テンダー式蒸気機関車です。C52形は国鉄最後の外国製蒸気機関車で、1926年に6両だけ輸入されました。C52形の現存車両はなく、C53形がその面影を伝えています。

国鉄C55形蒸気機関車1号機

京都鉄道博物館(国鉄C55形蒸気機関車1号機)
国鉄C55形蒸気機関車は、1935年から1937年にかけて製造された旅客列車用テンダー式蒸気機関車です。。イギリスのマラード号をはじめとした世界的な流線形蒸気機関車の潮流と同時代に登場し、C55形でも20号機から40号機の21両に流線形の外装が採用されました。本機はその1号機(トップナンバー機)です。

国鉄C56形蒸気機関車160号機

京都鉄道博物館(扇形車庫)
国鉄C56形蒸気機関車は、1935年から1939年にかけて製造された小型軽量テンダー式蒸気機関車です。小海線など高原地帯を駆け抜ける姿から、ポニー(高原のポニー)という愛称で呼ばれました。本機はその160号機(ラストナンバー機)です。京都 鉄道博物館で動態保存されています。

国鉄C57形蒸気機関車1号機

京都鉄道博物館(国鉄C57形蒸気機関車1号機)
国鉄C57形蒸気機関車は、1937年から1947年にかけて製造されたテンダー式蒸気機関車です。その優美な外観から貴婦人と呼ばれています。本機はその1号機(トップナンバー機)です。京都鉄道博物館で動態保存されており、「SLやまぐち号」としても活用されています。

国鉄C57形蒸気機関車135号機

鉄道博物館(国鉄C57形蒸気機関車135号機)
135号機は1975年(昭和50年)12月14日に北海道の室蘭本線で、国鉄最後の蒸気機関車による定期旅客列車をけん引した車両として知られています。鉄道博物館で展示されています。

国鉄C57形蒸気機関車139号機

リニア・鉄道館(国鉄C57形蒸気機関車)
お召し列車を18回牽引した139号機です。リニア・鉄道館で展示されています。

国鉄C58形蒸気機関車1号機

京都鉄道博物館(国鉄C58形蒸気機関車1号機)
国鉄C58形蒸気機関車は、1938年から1947年にかけて製造された客貨両用のテンダー式蒸気機関車です。最高運転速度は時速85キロメートルで、8620形(時速95キロメートル)に近く、牽引力(シリンダ引張力)は12,570キログラムで、9600形(13,702キログラム)に近い性能を持ちます。本機はその1号機(トップナンバー機)です。

国鉄C59形蒸気機関車164号機

京都鉄道博物館(国鉄C59形蒸気機関車164号機)
国鉄C59形蒸気機関車は、1941年から1947年にかけて製造された幹線旅客列車用テンダー式蒸気機関車です。東海道・山陽本線の旅客列車をけん引するため、C53形の後継として設計されました。C53形が3シリンダー式で構造・保守の面に複雑さを抱えていたのに対し、C59形は2シリンダー式を採用して整備性を高めました。

国鉄C60形蒸気機関車1号機

西公園(国鉄C60形蒸気機関車1号機)
国鉄C60形蒸気機関車は、1953年から1961年にかけて、C59形を改造して製作されたテンダー式蒸気機関車です。1953年に東海道本線東京-名古屋間、1956年に東海道本線全線の電化が完了します。C59形は、国鉄EF58形電気機関車などに役割を譲ります。C60形は、余剰となったC59形を有効活用するため、軸重を軽減して亜幹線や地方幹線への入線を可能にした形式です。1号機(トップナンバー機)が、仙台の西公園で展示されています。

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