エディス・キャベル山の見どころ
エディス・キャベル山(Mount Edith Cavell)は、ジャスパー国立公園にそびえる標高3,300m級の山です。北壁の圏谷に翼を広げたようなエンジェル氷河が残り、その下には氷河湖のキャベル・ポンド、周囲には氷河が後退した跡を示すモレーンと高山植物の草原が広がります。
山名は、第一次世界大戦中の占領下ブリュッセルで連合国兵士の脱出を助け、処刑されたイギリス人看護師エディス・キャベルに由来します。
エンジェル氷河とキャベル・ポンド

切り立った北壁の中央に見えるエンジェル氷河は、左右へ翼を伸ばした天使のような形から名付けられました。足元のキャベル・ポンドには氷河から崩れた氷が浮かび、乳緑色の水面と岩壁、雪氷が一つの圏谷景観をつくっています。

従来のパス・オブ・ザ・グレイシャー・トレイルでは、駐車場から氷河湖を見下ろす展望地点へ歩けました。氷河からは大きな氷塊が落下することがあり、池の縁や氷河直下へ近づかず、指定された展望地点から観察する必要があります。
氷河後退地とモレーン
トレイル周辺の岩が多い地面は、かつて氷河に覆われていた場所です。氷が運んだ岩屑がつくるモレーンと、氷河の後退後に植物が少しずつ戻る過程を間近に見られます。2012年にはゴースト氷河の崩落で大規模な土砂洪水が起こり、現在も落石や氷の崩落が地形を変える山岳環境です。
キャベル・メドウズ
キャベル・メドウズ・トレイルは、亜高山帯の森林から森林限界、高山帯の草原へ登る従来のコースです。標高を上げるにつれてエンジェル氷河を異なる角度から望み、夏には高山植物が咲きます。植生の回復が遅い環境のため、道を外れず、花や野生動物を傷つけない歩き方が求められます。
エディス・キャベル山の基本情報
以下は、パークス・カナダ公式サイトを2026年10月4日に確認した情報です。Cavell Roadの再開時期、トレイル、車両制限は変わるため、旅行前に公式サイトの最新案内を確認してください。
- 🔗 公式サイト
- 現在の閉鎖状況、Cavell Roadの車両制限、パス・オブ・ザ・グレイシャーとキャベル・メドウズの従来情報を確認できます。
Mount Edith Cavell areaLearn about the Mount Edith Cavell area, how to get there, hiking trails, and seasonal closures in the area. - 📍 所在地
- Mount Edith Cavell Day-use Area(Cavell Road終点、ジャスパー国立公園、アルバータ州)
- 🕒 公開状況
- ⚠️ Cavell Roadとエディス・キャベル山のデイユース・エリアは2026年シーズン中閉鎖されています。パス・オブ・ザ・グレイシャー(Trail 41)とキャベル・メドウズ(Trail 42)も立入禁止です。
- 💶 料金
- 閉鎖中のためデイユース・エリアとトレイルを利用できず、スポット単体のチケット販売はありません。ジャスパー国立公園内で他の場所へ停車・観光する場合は、有効な国立公園パスが必要です。
- ⏱ 所要時間
- 再開後の公式目安は、パス・オブ・ザ・グレイシャーが往復1.6km・約1時間、キャベル・メドウズが往復6〜7km・約3〜5時間です。⚠️ 現在は利用できません。復旧工事後の距離、見学範囲、所要時間を公式サイトで再確認してください。
エディス・キャベル山のアクセス
閉鎖中のアクセス
従来はジャスパーからハイウェイ93号線を南へ約7km進み、93Aへ入り、さらに5.4km先から全長14kmのCavell Roadを上ってデイユース・エリアへ向かいました。2026年はCavell Roadが閉鎖されているため、この経路でトレイルヘッドへ行くことはできません。
Cavell Roadでは地盤調査と危険木の除去が完了し、排水・舗装、斜面安定化、擁壁設置などの工事が計画されています。開通日は工事完了後に決まるため、現地へ向かう前に復旧ページで確認してください。
閉鎖範囲と復旧状況は、パークス・カナダ公式サイトを2026年10月4日に確認しました。

カナディアン・ロッキーの観光スポット、交通、モデルコースについては、カナディアン・ロッキーの記事をご覧ください。
