パリの道草
ガイドブックには載らないような、偶然の出会いやふと気になった風景などをご紹介します。
「プラネット寿司」の宅配バイクです。
パリのモデルコース
4日間以上あるとプランニングに自由度が出てくるのですが、あえて3日間という厳しい日程で、モデルコースを考えてみました。この期間でエッフェル塔のエレベーターに乗るのは難しかったので、エッフェル塔は外から見て楽しむだけにしたいと思います。
パリ 1日目
パリの主要な観光スポットは、セーヌ川沿いに集中しています。セーヌ川沿いのエリアは比較的時間調整がしやすいので、あえて1日目はそこからやや離れたサクレ・クール寺院と、ガルニエ宮(オペラ座)を回りたいと思います。
サクレ・クール寺院へは、メトロ2番線ⒶAnvers駅を出てからⒷフニキュレール(ケーブルカー)に乗ります。ミサンガ売りにはくれぐれもご注意ください。Ⓒサクレ・クール寺院を観光したあとは、Ⓓテアトル広場でお茶をするのもいいかもしれません。
サクレ・クール寺院からⒺガルニエ宮へは、キャバレー、ムーラン・ルージュなどに寄り道しながら坂を歩いて下ってもいいですし、Abbesses駅からメトロ12番線でサン=ラザール(Saint-Lazzare)駅まで移動してもいいです。サン・ラザール駅はフランス国鉄(SNCF)のほかに5路線ものメトロが乗り入れる、パリ有数のターミナル駅のひとつです。
ちなみに、ガルニエ宮の施設見学は事前予約ができませんが、比較的待ち時間は短いので、その点は心配ないでしょう。但しバレエのリハーサル中など、まれに見学できない日があるので注意が必要です。
もし運悪くリハーサルの日に当たってしまった場合、2日目以降にリベンジすることが可能です。ガルニエ宮を1日目にもってきたのは、そういう意味もあります。そのときはできるだけ1日目にセーヌ川周辺を見て回って、2日目以降の余裕を作っておきましょう。
パリ 2日目
2日目以降はミュージアム・パスを使って、セーヌ川周辺エリアの観光です。まずはⒶノートルダム大聖堂、Ⓑサント・シャペルのすばらしいステンドグラスを鑑賞します。
セーヌ川沿いをⒸルーヴル美術館まで歩きます。ブキニストでお土産を探すのもいいでしょう。
ルーヴル美術館の滞在時間は人それぞれです。閉館時間までたっぷり過ごしても結構ですし(それでもまだ足らないという方も、もちろんいらっしゃるでしょう)、美術館が苦手な方は早々に切り上げて、パレ・ロワイヤル庭園やチュイルリー庭園を散策するのも結構かと思います。
ルーヴル美術館を出て西に向かうとすぐⒹカルーゼル凱旋門があります。そのままチュイルリー庭園を抜けると、Ⓔコンコルド広場に出ることができます。
もしまだ時間に余裕があるなら、オランジュリー美術館への入館を考えてもいいかもしれません。
パリ 3日目
Ⓐオルセー美術館を観光します。絵画鑑賞が苦手という方も、オルセー美術館の建築や装飾は楽しめるのではないかと思います。
オルセー美術館からⒷアレクサンドル3世橋を通って、シャンゼリゼ通りに出ます。シャンゼリゼ通りからは、Ⓒ凱旋門が正面に見えます。パリを紹介するときによく見る構図です。
シャンゼリゼ通りで(ウィンドウ)ショッピングを楽しみながら凱旋門に向かいたいところですが、オルセー美術館の滞在時間によってはシャンゼリゼ(Champs-Elysees)駅またはフランクラン・D・ローズヴェルト(Franklin D. Roosevelt)駅から、メトロ1番線に乗ってシャルル・ド・ゴール=エトワール(Charles de Gaulle Etoile)駅まで移動してしまった方がいいかもしれません。
凱旋門の上から、門を中心に放射状に延びる12本の通りを見ましょう。ジョルジュ・オスマンの「パリ改造」を象徴する風景です。
凱旋門からいよいよ最後エッフェル塔に向かうわけですが、あえて目的地はⒹシャイヨー宮としましょう。エッフェル塔を写真に撮るには、最高のビューポイントです。凱旋門からシャイヨー宮まで歩いても20分程度の距離ですが、シャルル・ド・ゴール=エトワール(Charles de Gaulle Etoile)駅からメトロ6番線に乗って、Trocadero駅まで移動することもできます。
Ⓔエッフェル塔の真下に立ったときには、もしかすると日が暮れているかもしれません。