エジプト・カイロにあるエジプト考古学博物館を除くと、世界最大のエジプト博物館です。
20世紀以前の建築物として、エッフェル塔(300 m)、New Brighton Tower(173 m)、ワシントン記念塔(169 m)に次ぐ、4番目の高さ(167.5 m)です。このうちイギリス・ウォラシー(Wallasey)のNew Brighton Towerは現存していないため、20世紀以前の現存する建築物としては3番目の高さです。
エッフェル塔のように開けた場所に建っているわけではなく、周辺の建物に半ば埋もれるようにしてあるため、ランドマークとしてはやや地味な印象です。現在は国立映画博物館として使われています。
サン・ロレンツォ教会
トリノ王宮に隣接しています。17世紀に建てられたバロック様式の教会です。一見してバロックとわかる建築物は、イタリアの南に行くほど珍しくなりますので、フランスの影響が強い北イタリア、トリノならではです。
サン・カルロ広場
第10代のサヴォイア公であるエマヌエーレ・フィリベルトの騎馬像です。像を挟んで、奥に双子のような教会が見えます。左側がサンタ・クリスティーナ教会、右側の塔がついている方がサン・カルロ教会で、広場の名前の由来にもなっています。
レージョ劇場
歴史ある劇場ですが1936年、火災によって大部分が焼失し、1973年にようやく再建が完了しました。トリノのシンボルである雄牛のシルエットが、レンガを沈めるようにして刻まれています。
ルイジ・ローランド人体解剖学博物館
ルイジ・ローランドはトリノ出身の解剖学者です。脳神経解剖学の分野で、彼にちなんだ「ローランド裂」という専門用語が、現在でも使われています。
トリノ大学
1404年に設立された、ヨーロッパ最古級の歴史ある大学の一つです。『薔薇の名前』の知られる作家ウンベルト・エーコや、複数のノーベル賞受賞者を輩出している、イタリアの名門大学です。上でご紹介したルイジ・ローランドも、トリノ大学で教鞭を執りました。