ヴァティカンの道草
ガイドブックには載らないような、偶然の出会いやふと気になった風景などをご紹介します。
ヴァティカンの警護は、伝統的にスイスの衛兵が務めることになっています。1527年、カール5世の命を受けた神聖ローマ帝国軍によってローマが攻撃を受けたとき、神聖ローマ帝国軍と戦い、ローマ教皇クレメンス7世をサンタンジェロ城に逃したのも、やはりスイスの衛兵です。
冬場は黒い上着を身につけているためわかりにくいですが、ピエロのような派手な制服が特徴的です。
ヴァティカン土産として切手を買ったり、ヴァティカンの消印が入ったポストカードを送ったりするのも、人気のアクティビティーです。
ヴァティカンのモデルコース
Ⓐヴァティカン美術館とⒷサン・ピエトロ大聖堂は隣接しているため、正直モデルコースというほどのものはありません。ヴァティカン美術館はインターネットで予約が可能なため、朝一番で行くとしても予約をしておいた方がよいでしょう。
ヴァティカンを離れますが、時間があればローマのⒸサンタンジェロ城を一緒に観光するのもいいでしょう。カール5世の命を受けた神聖ローマ帝国軍によってローマが攻撃を受けたとき、ローマ教皇クレメンス7世が身を隠した場所です。
サン・ピエトロ大聖堂とサンタンジェロ城を繋ぐ「秘密の通路」があり、クレメンス7世はこれを使ったといわれています。映画『天使と悪魔』(『ダ・ヴィンチ・コード』の続編)にも登場します。「秘密の通路」は一般には公開されておらず、特別なツアーでのみ見学可能です。