イタリア国鉄ETR500型(FS serie ETR 500)
日本でいう新幹線に当たる、イタリアの高速鉄道フレッチャロッサ(Frecciarossa)の車両として使われています。フレッチャロッサは「赤い矢」という意味です。日立レールイタリア(Hitachi Rail Italy)が製造しています。
かつてイタリアの高速鉄道は、ユーロスター・イタリア(Eurostar Italia)という名前でした。15年間も使われ広く認知されていましたが、2012年12月9日のダイヤ改正から、フレッチャロッサ(赤い矢)とフレッチャルジェント(銀の矢)という2つのグレードに振り分けられました。
ミラノの路面電車
ミラノの路面電車と地下鉄は、アジエンダ・トラスポルティ・ミラネージ(Azienda Trasporti Milanesi, ATM)社が運営しています。
ATM 1500系(ATM serie 1500)
製造された年代やメーカーによって、じつにバリエーション豊かな車両がミラノの街を走っています。とりわけレトロな見た目の1500系は、歴史あるミラノの街並みによく調和しています。「トラムのある風景」も、ミラノ観光の魅力の一つと言っていいのではないでしょうか。
1500系は「ヴェントット」という愛称で呼ばれる場合もあります。ヴェントット(Ventotto)はイタリア語で数字の「28」を意味し、1500系が営業運転を開始した1928年が由来になっています。
ミラノで役目を終えたヴェントットの多くは、大西洋を渡りサンフランシスコに送られたという記録が残っています。サンフランシスコでも、ミラノと同じように現役で走るヴェントットを見ることができます。
クリスマスシーズンには、電飾をつけた車両が走ります。スポンサード・バイ・コカ・コーラです。
ATM 4700系(ATM serie 4700)
ATM 4900系(ATM serie 4900)