ボローニャの守護聖人である聖ペトロニオ(サン・ペトロニオ)に捧げた聖堂です。ヨーロッパで7番目に大きな教会とされています。
ファサードは上段が茶色いレンガ造り、下段がピンクと白の大理石造りで違和感なく馴染んでいますが、じつは上段は未完成で本来は下段と同じように大理石造りになる計画だったといわれています。
ボローニャ大学の法学者、アックルーシオ氏の邸宅でした。現在は市庁舎として使われています。「コムナーレ宮」と紹介されることもありますが、イタリア語の"Palazzo Comunale"は単に「市庁舎」という意味ですので、誤訳に近いのではないでしょうか。
神聖ローマ帝国が任命した行政長官の館として使われました。「ポデスタ宮」と紹介されることもありますが、イタリア語の"Palazzo del Podestà"はそのまま「行政長官の館」という意味です。
12~13世紀、北イタリアが教皇派と皇帝派に分かれて争った時代、ボローニャはミラノを中心としたロンバルディア同盟に加わります。神聖ローマ皇帝フリードリヒ2世の子、エンツォはボローニャ軍に捕らえられ、この宮殿に幽閉されます。何度か脱走を試みるも失敗し、20年以上にわたる幽閉生活の後に亡くなりました。
ネプチューンはイタリア語で"Nettuno"ですが、これをそのまま読んで「ネットゥーノの泉(噴水)」とも呼ばれます。ボローニャで操業した自動車メーカー、マセラティのエンブレムは、像が手に携える「トライデント(三叉槍)」に由来しています。
ガリエラ門
冬季には、門の南側に特設のスケートリンクができます。
ボローニャには街を囲むように12の門があり、ガリエラ門はその内の1つです。門と門の間には城壁が張り巡らされていたわけですが、現在は門のみが残り、城壁の跡地は機能的な環状道路として利用されています。
口コミサイトで人気の観光スポット
参考に2つの代表的な口コミサイトで、人気の観光スポットを見てみましょう。
フォートラベルは日本のユーザーからの口コミですが、トリップアドバイザーは日本を含む世界のユーザーからの口コミです。
フォートラベル(4travel.jp)
2018年10月1日時点のランキングです。
順位 | 観光スポット |
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1 | ボローニャの斜塔 (アシネッリの塔 ガリセンダの塔) |
2 | マッジョーレ広場 |
3 | サン ペトローニオ聖堂 |
4 | 旧ボローニャ大学 |
5 | 市庁舎(コムナーレ宮) |
6 | サント ステーファノの教会群 |
7 | サン ピエトロ大聖堂 |
8 | インデペンデンツィア通り |
9 | ポデスタ館とエンツォ王宮殿 |
10 | サン ジャコモ マッジョーレ教会 |
トリップアドバイザー(tripadvisor.jp)
2018年10月1日時点のランキングです。
順位 | 観光スポット |
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1 | 食べ歩きツアー |
2 | 料理教室 |
3 | La Macchina del Tempo |
4 | 聖ステファノ聖堂 |
5 | Museo per la Memoria di Ustica |
6 | Archiginnasio di Bologna |
7 | Portico di San Luca |
8 | 日帰りツアー |
9 | Quadrilatero |
10 | Chiesa di Santa Maria della Vita |
美食の街だけあって、トリップアドバイザーでは1位、2位が食べ歩きツアー、料理教室となっています。3位のLa Macchina del TempoはVRで中世ボローニャを体験できる施設です。日本語対応はされていないようですので、日本人旅行者にとってはハードルが高いかもしれません。
フォートラベル、トリップアドバイザー共通で10位以内にランクインしているのは、聖ステファノ聖堂(サント ステーファノの教会群)だけです。古代ローマ時代から12世紀にかけて増築に次ぐ増築を重ねた結果、複雑な構造を持つキメラのような教会が完成しました。その特徴から、「七つの教会」とも呼ばれます。