ホリールード宮殿の基本情報
ホリールード宮殿は、エディンバラにあるイギリス王室の宮殿です。エリザベス女王2世は、ホリールード宮殿を夏の避暑地としていました。
ホリールード宮殿には、ホリールード寺院(Holyrood Abbey)が隣接しています。天井は落ち、廃墟と化しているためホリールード寺院跡とでも呼ぶべきですが、退廃的な美を宿しています。
12世紀初頭、スコットランド王デイヴィッド1世の命により、ホリールード寺院は建設されます。スコットランド王室の戴冠式や結婚式が執り行われていました。
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16世紀、暴君として知られるヘンリー8世の命を受けたイングランド軍により、ホリールード寺院は破壊されます。息子エドワード6世と、まだ1歳にも満たないメアリー・スチュアートとの結婚を認めさせる狙いがありました。一連の紛争は、"Rough Wooing"(乱暴な求婚)と呼ばれています。メアリー・スチュアートはフランスに逃れ、求婚は失敗に終わります。
ホリールード宮殿の見どころ
現在のホリールード宮殿は、スコットランドの建築家ウィリアム・ブルース(William Bruce)の設計により、17世紀に建てられたものです。
噴水は19世紀に追加されました。リンリスゴー宮殿(Linlithgow Palace)の噴水をモチーフにしています。
ユニコーンは、スコットランド王室の象徴です。
中庭(パティオ)のある宮殿といえば、アルハンブラ宮殿をはじめとしたスペインのものが有名ですが、ホリールード宮殿の中庭も見事です。
中庭を囲む回廊を支える柱は、ドーリア式(ドリス式)です。
ホリールード宮殿は、階ごとに異なる建築様式の柱が採用されています。2階の柱は、イオニア式です。
そして、3階の柱はコリント式です。