エディンバラ城の基本情報
エディンバラ城は、スコットランドの首都エディンバラにある城で、エディンバラおよびスコットランドのランドマークです。
キャッスル・ロック(Castle Rock)と呼ばれる、切り立った崖の上に建っています。要塞としての歴史は、紀元前600年頃にまで遡ります。スコットランド王が居城としたのは、12世紀頃からです。
13世紀から14世紀にかけて、エディンバラ城はイングランド軍に支配されます。ウィリアム・ウォレスとロバート・ブルースが活躍した、スターリングでの歴史的な勝利を受け、スコットランド軍はエディンバラ城を奪還します。
ロバート・ブルース(ロバート1世)の子、ロバート2世によりステュアート朝が開かれます。1566年、スコットランドとイングランド、二国の王となるスコットランド王ジェームズ6世(イングランド王ジェームズ1世)が、エディンバラ城で誕生します。
エディンバラ城は、グラスゴーのケルヴィングローヴ美術館・博物館に次いで、スコットランドで2番目に入場者数の多い施設です。有料の施設に限定すれば、スコットランド最多かつ、イギリス全土でも2番目に入場者数の多い施設です。
エディンバラ城のエスプラネード(Esplanade)は、国際的なマーチングの祭典ミリタリー・タトゥーの舞台です。
エディンバラ城の見どころ
ゲートハウス
ゲートハウス(Gatehouse)は、19世紀に装飾的な意味合いで追加されました。2人の銅像は、スコットランド独立戦争の英雄、ウィリアム・ウォレスとロバート・ブルースです。
落とし格子(portcullis)の門です。ゲートハウスとは異なり、外敵の侵入を防ぐことが目的です。現代においても、チケットのチェックポイントが設けられています。
王宮
Queen Mary's Room
メアリー・ステュアートの部屋であり、スコットランド王ジェームズ6世(イングランド王ジェームズ1世)が生まれた部屋です。
ジェームズ6世は1566年6月19日に誕生しました。「IVNII」はラテン語の「iunii」と同じで、6月を意味します。つまり「19:IVNII」は6月19日です。別の壁には「1566」のサインもあります。
天井の「MR」は「Maria Regina」の略で、メアリー・ステュアート意味します。「IR」は「Jacobus Rex」の略で、ジェームズ6世を表します。「J」はラテン語で「I」と表記されます。