天龍寺の見どころ
天龍寺は、後醍醐天皇の菩提を弔うため、足利尊氏が夢窓疎石を開山として創建した臨済宗天龍寺派の大本山です。度重なる火災を経ながらも、夢窓疎石が手がけた曹源池庭園は往時の面影を伝えています。1994年には「古都京都の文化財」の構成資産として世界遺産に登録されました。
大方丈と曹源池庭園

天龍寺最大の建物である大方丈は、曹源池に面して広い縁側を巡らせています。建物と池、背後の山々が一つの景観をつくります。

大方丈の東側には白砂の庭が広がり、禅寺らしい端正な空間を眺められます。

曹源池庭園は、夢窓疎石の作庭当時の面影を残す池泉回遊式庭園です。池の対岸に組まれた龍門瀑の石組と、亀山や嵐山を取り込む借景により、庭園の内外が連続して見えます。
曹源池庭園は、日本で最初に史跡・特別名勝へ指定された庭園でもあります。方丈から全景を眺めたあとは、池の周囲を歩くと、石組や植栽が角度によって変化する様子を楽しめます。
庫裏・大方丈と法堂の雲龍図

切妻屋根と白壁が印象的な庫裏は、天龍寺を象徴する建物の一つです。玄関の大衝立に描かれた達磨図を経て、大方丈や書院へ進みます。
法堂の天井には、日本画家・加山又造が描いた直径9mの雲龍図があります。見る位置を変えても龍に見つめられているように感じられる「八方睨み」で知られます。
春の境内と百花苑

春の境内では、禅寺の堂宇と桜が重なる風景を楽しめます。

曹源池庭園の北側に続く百花苑には、四季の草花が植えられています。春にはシャクナゲなどが境内を彩ります。

春の百花苑では、赤いボケの花が新緑の中に鮮やかな彩りを添えます。

苔の間を細い水路が流れ、百花苑の落ち着いた景観をつくっています。

天龍寺の基本情報
以下は、公式情報を2026年9月28日に確認した内容です。旅行計画の際は、公式サイトの最新案内もあわせて確認してください。
- 🔗 公式サイト
- 参拝時間、料金、法堂「雲龍図」の公開日を確認できます。
参拝・交通案内:世界遺産|京都 嵯峨嵐山 臨済宗大本山 天龍寺 公式ホームページ臨済宗大本山「天龍寺」の公式ホームページです。天龍寺の参拝・交通案内、境内・山内案内、行事案内などを掲載しています。天龍寺は京都屈指の観光地、嵯峨嵐山に建つ臨済宗の禅刹。曹源池庭園は、国の史跡・特別名勝第一号に指定され、1994年...
- 📍 所在地
- 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
- 🕒 拝観時間
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- 庭園:8:30〜17:00(受付終了16:50)
- 諸堂:8:30〜16:45(受付終了16:30)。行事などにより参拝できない日があります。
- 法堂「雲龍図」:9:00〜16:30(受付終了16:20)。通常は土曜・日曜・祝日に公開され、春と秋には毎日公開される期間があります。休止日や夏季の短縮公開があるため、参拝前に公式サイトで確認してください。
- 💴 参拝料金
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- 庭園:高校生以上500円、小中学生300円、未就学児無料
- 諸堂:庭園参拝料に300円を追加
- 法堂「雲龍図」:一人500円。庭園・諸堂の参拝料とは別です。
- ⏱ 所要時間
- 庭園を中心に巡るなら約45分、諸堂や雲龍図も見るなら約1時間30分が目安です。⚠️ 公開範囲や混雑によって所要時間は変わります。
天龍寺のアクセス
鉄道
京福電鉄嵐山線の嵐山駅からは、駅前の長辻通を北へ進むと天龍寺の総門前に着きます。JR嵯峨野線の嵯峨嵐山駅からは徒歩約13分、阪急電車の嵐山駅からは徒歩約15分です。
バス
京都市バス11・28・93系統は「嵐山天龍寺前」、京都バス61・72・83系統は「京福嵐山駅前」で下車します。道路が混雑する時期は到着時刻が変わりやすいため、鉄道との使い分けも検討してください。
自動車
境内には予約不可・先着順の駐車場があります。乗用車は1回1,000円、利用時間は8:30〜17:00で、収容台数は100台です。紅葉期などは周辺道路も混雑しやすいため、公共交通機関の利用が便利です。
京都の観光スポット、交通、モデルコースについては、京都の記事をご覧ください。
