ルーヴル美術館の見どころ
ルーヴル美術館は、かつての王宮の建築と、古代から19世紀までの膨大なコレクションを一度に見られる、パリを代表する美術館です。館内は非常に広いため、代表作や見たい部門を絞って回ると見学しやすくなります。
代表的な展示作品
ルーヴル美術館で特に有名な絵画のひとつが、レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」です。16世紀初頭に描かれた肖像画で、穏やかな微笑みや、輪郭をやわらかくぼかすスフマート技法で知られています。
フランス絵画では、ジャック=ルイ・ダヴィッドの「ナポレオン1世の戴冠式」と、ウジェーヌ・ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」も見逃せません。「ナポレオン1世の戴冠式」は1804年にノートルダム大聖堂で行われた戴冠式を描いた大作で、皇帝ナポレオンや皇后ジョゼフィーヌ、教皇ピウス7世らが巨大な画面に描かれています。一方、「民衆を導く自由の女神」は1830年の七月革命を題材とし、三色旗を掲げて進む女性像によって自由を象徴的に表現した、ロマン主義を代表する作品です。
古代ギリシャ彫刻を代表する「サモトラケのニケ」と「ミロのヴィーナス」も、ルーヴルを象徴する展示作品です。「サモトラケのニケ」は紀元前2世紀ごろの作品で、勝利の女神ニケが船の舳先に降り立つ姿を表し、風を受けてなびく衣の表現が印象的です。「ミロのヴィーナス」も紀元前2世紀ごろの作品で、1820年にエーゲ海のミロス島で発見されました。両腕を失った姿でありながら、均整の取れた体の表現と穏やかな佇まいで広く知られています。
三つの翼と代表作の回り方
館内はドゥノン翼、シュリー翼、リシュリュー翼に分かれます。「モナ・リザ」「サモトラケのニケ」「ナポレオン1世の戴冠式」「民衆を導く自由の女神」はドゥノン翼、「ミロのヴィーナス」や古代エジプト美術はシュリー翼にあります。ドゥノン翼には代表作が集中しているため、時間が限られる場合はドゥノン翼から見始めると、主要な作品をまとめて巡れます。
要塞・王宮から美術館へ

ルーヴルの歴史は12世紀末、フィリップ2世が築いた要塞に始まります。その後、歴代王の宮殿として増改築され、王宮の中心がヴェルサイユへ移った後は芸術家の活動場所にもなりました。フランス革命期の1793年に美術館として開館し、現在の地下では中世要塞の堀や城壁跡も見られます。ルーヴル美術館は世界遺産「パリのセーヌ河岸」を構成する建造物の一つです。

ポンデザール側の門の外へ出ると、セーヌ川の対岸にフランス学士院の丸屋根が見えます。
ポンデザール
ポンデザールは、ルーヴル宮の旧称に由来する橋です。ルーヴル側のセーヌ河岸とフランス学士院側を結ぶ歩行者橋で、橋上からは川沿いの街並みと、かつて王宮だったルーヴルの建物を同じ視界に収められます。
ポンデザールの由来や構造、ルーヴル側からの歩き方は、下の案内で詳しく紹介しています。
ルーヴル美術館の基本情報
以下は、公式情報を2026年10月11日に確認した内容です。旅行計画の際は、公式サイトの最新案内もあわせて確認してください。
- 🔗 公式サイト
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開館時間、休館日、入場料金、無料条件を確認できる公式案内です。
Horaires & tarifs - Planifiez et réservez votre visiteLes horaires du musée du Louvre, du jardin des Tuileries et du musée Eugène-Delacroix, les tarifs, les conditions d... - 📍 住所
- Musée du Louvre, 75001 Paris
- 🕒 開館時間
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- 月・木・土・日曜:9:00〜18:00
- 水・金曜:9:00〜21:00
最終入館は閉館1時間前、展示室の退出は閉館30分前です。
- 🚫 休館日
- 火曜、1月1日、5月1日、12月25日。⚠️ 開館日でも展示室が臨時閉鎖される場合があります。当日の館内表示も確認してください。
- 💶 料金
- 欧州経済領域(EEA)の国籍保有者または居住者は22ユーロ、EEA外の料金は32ユーロです。無料条件もあります。券種・料金・購入方法は、次の「ルーヴル美術館のチケット」で詳しく紹介します。
- ⏱ 所要時間
- 主要作品を絞る場合でも約2〜3時間、複数部門をじっくり見るなら半日以上が目安です。⚠️ 混雑や鑑賞する部門・作品数によって所要時間は変わります。
ルーヴル美術館のチケット
料金区分は国籍と居住地によって決まります。EEA料金や無料入場を利用する場合は、国籍・居住地・年齢に応じた条件と、必要な証明書類を確認してください。
入場料とチケットに含まれるもの
- EEAの国籍保有者または居住者:22ユーロ。
- EEA外の料金:32ユーロ。
- 18歳未満:国籍を問わず無料。
- 18〜25歳のEEA国籍保有者または居住者:証明書提示で無料。
入場券には、ルーヴル美術館の常設展と企画展のほか、ルーヴル訪問当日または翌開館日のウジェーヌ・ドラクロワ国立美術館への入場が含まれます。一部の企画展には専用の時間枠予約が必要です。ガイドツアー、ワークショップ、オーディオガイドは別料金です。
無料入場と証明書類
障害のある方と同伴者1名、ICOM会員、所定の教員、記者証を持つジャーナリストなどにも無料制度があります。また、7月・8月を除く毎月第1金曜日の18:00以降と、7月14日は全来館者が無料です。対象条件に対応する有効な証明書類を提示してください。
予約から入場まで
- 公式チケットサイトを開く:入場券の種類を選び、訪問日と時間枠を指定します。
- 料金区分を確認する:EEA料金や無料入場を選ぶ場合は、国籍・居住地・年齢などの条件と必要書類を確認します。
- 予約確認を保存する:発行されたチケットを、当日に提示できる状態で用意します。
- 時間に余裕を持って到着する:入口で保安検査があります。予約時間に遅れると優先入場が保証されないため、早めに向かいます。
チケットは原則として変更・交換・返金ができません。ただし、美術館側によるサービスの中止・変更など、所定の場合は返金対象になります。窓口販売は混雑状況と残席によります。退館後の再入場はできません。公式販売サイトを模したサイトや路上販売の利用は避けてください。
予約時間、変更・返金、入場時の条件については、公式サイトのよくある質問で確認できます。

ルーヴル美術館のアクセス
メトロ
1・7号線パレ・ロワイヤル=ミュゼ・デュ・ルーヴル(Palais-Royal / Musée du Louvre)駅で降車します。カルーゼル入口の所在地は99, rue de Rivoli, 75001 Parisです。
徒歩
チュイルリー庭園やセーヌ川右岸の散策と組み合わせられます。正面入口はピラミッドで、入場券を持つ来館者はカルーゼル入口も利用できます。利用する入口の開放状況は公式の案内図で確認してください。すべての来館者に保安検査があります。
ルーヴル美術館へのアクセスは、下の公式ページで確認できます。

パリの観光スポット、交通、モデルコースについては、パリの記事をご覧ください。
