松江の基本情報
松江は、島根県の県庁所在地です。松江城の城下町として発展しました。
松江城の周辺には、小泉八雲記念館・旧居、武家屋敷、松江歴史館などがあり、江戸時代の城下町の構造や、近代以降の松江の文化を知ることができます。
松江藩7代藩主の松平治郷は、号を不昧(ふまい)といい、茶人としても知られています。現在も明々庵、普門院など、不昧にゆかりのある茶室や寺院が残り、松江の茶の湯文化を伝えています。
「縁結びの神社」として知られる八重垣神社をはじめとして、松江市南部から東部にかけて、出雲神話にゆかりのある神社や史跡が点在しています。
松江は平成の大合併により、八束郡の8町村(鹿島町、島根町、美保関町、八雲村、玉湯町、宍道町、八束町、東出雲町)と合併し、大幅に市域を広げました。
美保神社・美保関灯台(旧美保関町)、玉造温泉(旧玉湯町)、由志園(旧八束町)など、中心部から離れた地域にも見どころが多くあります。
松江の観光スポット
道草旅行社おすすめの観光スポットを、1位から順にご紹介します。


松江城について、詳しくは下の記事をご覧ください。

青柳楼の大燈籠

宍道湖は、島根県東部の松江市・出雲市に広がる汽水湖です。ヤマトシジミの名産地として知られています。湖畔の白潟公園には、高さ約6メートルの「青柳楼の大燈籠」が立ち、かつて料亭・青柳楼にあった燈籠として、湖畔の歴史を今に伝えています。


八重垣神社は、島根県松江市の南部、佐草町にある古社です。八岐大蛇退治の際、素盞嗚尊が稲田姫命を守るため、幾重にも垣をめぐらせて隠した場所と伝えられています。

「八重垣」という名は、素盞嗚尊が詠んだとされる歌「八雲立つ 出雲八重垣」にも由来し、幾重にも重なる垣で大切な人を守るという意味が込められています。その後、素盞嗚尊と稲田姫命が結ばれたことから、縁結びの神社として信仰を集めています。

境内奥の「鏡の池」では、占い用紙に硬貨をのせて池に浮かべる縁占いが人気です。早く沈めば良縁が早く訪れ、時間がかかればゆっくり訪れるとされ、近くで沈めば身近な人との縁、遠くで沈めば遠方の人との縁を示すともいわれています。

塩見縄手・新町通りは、松江城の北側、堀川沿いに続く風情ある通りです。江戸時代には武家屋敷が並んでいた場所で、小泉八雲記念館、小泉八雲旧居などの観光スポットが点在しています

小泉八雲記念館

小泉八雲記念館は、松江城の北側、塩見縄手にある文学館です。松江に英語教師として赴任し、のちに作家・日本研究家として活躍した小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の生涯や作品、松江での暮らしを、遺品や資料、映像などを通して紹介しています。
小泉八雲旧居

小泉八雲記念館の隣には小泉八雲旧居があり、当時の面影を伝える庭や住まいを見学できます。
武家屋敷

松江藩の中級武士が住んだ屋敷で、質素ながら格式を重んじた武家の生活を伝えています。

明々庵

明々庵は、松江城の北側、塩見縄手近くの高台にある茶室です。松江藩7代藩主で、茶人としても知られる松平不昧ゆかりの茶室で、「茶の湯のまち松江」を感じられる場所です。

庭園からは、松江城を望むことができます。
普門院

普門院は、松江城鎮護の寺です。境内には三斎流の茶室「観月庵」があり、松江藩7代藩主・松平不昧も堀川を舟で訪れて茶事を楽しんだと伝えられています。また、小泉八雲が茶の手ほどきを受けた場所ともいわれています。
月照寺

月照寺は、松江藩主松平家の菩提寺です。緑深い木立に包まれた境内には、初代・松平直政から歴代藩主の廟所が並びます。

松江藩6代藩主・松平宗衍の寿蔵碑を背負う「大亀」の石像です。夜な夜な動き出して松江の街を徘徊したという伝説が残り、小泉八雲の随筆にも登場します。
美保神社

美保神社は、島根半島の東端に近い港町・美保関(みほのせき)に鎮座する古社です。主祭神は「えびす様」として親しまれる事代主神と三穂津姫命で、商売繁盛や海上安全、漁業の守り神として信仰を集めています。社殿は二つの本殿が並ぶ「美保造り」と呼ばれる独特の形式です。
口コミサイトで人気の観光スポット
参考に2つの代表的な口コミサイトで、人気の観光スポットを見てみましょう。
フォートラベルは日本のユーザーからの口コミですが、トリップアドバイザーは日本を含む世界のユーザーからの口コミです。
フォートラベル(4travel.jp)
2026年5月10日時点のランキングです。
| 順位 | 観光スポット |
|---|---|
| 1 | 松江城 |
| 2 | 宍道湖 |
| 3 | 八重垣神社 |
| 4 | 興雲閣 |
| 5 | 松江城山公園 |
| 6 | 小泉八雲旧居 |
| 7 | 島根県立美術館 |
| 8 | 小泉八雲記念館 |
| 9 | 松江神社 |
| 10 | 塩見繩手 |
| 11 | 松江歴史館 |
| 12 | 武家屋敷 |
| 13 | 松江フォーゲルパーク |
| 14 | カラコロ工房 |
| 15 | 城山稲荷神社 |
トリップアドバイザー(tripadvisor.jp)
2026年5月10日時点のランキングです。
| 順位 | 観光スポット |
|---|---|
| 1 | 松江城 |
| 2 | 由志園 |
| 3 | 八重垣神社 |
| 4 | 松江フォーゲルパーク |
| 5 | 島根県立美術館 |
| 6 | 神魂神社 |
| 7 | 美保神社 |
| 8 | 熊野大社 |
| 9 | 松江城下町 |
| 10 | 玉作湯神社 |
| 11 | 小泉八雲記念館 |
| 12 | 小泉八雲旧居 |
| 13 | 松江歴史館 |
| 14 | 美保関 |
| 15 | 黄泉比良坂 |
フォートラベルとトリップアドバイザーで共通して上位に入っているのは、松江城、八重垣神社、小泉八雲記念館、小泉八雲旧居、松江歴史館、松江フォーゲルパークです。
松江歴史館は、松江城の東隣、堀川沿いにある歴史博物館です。武家屋敷風の外観が特徴で、松江城や城下町の成り立ち、松江藩の歴史・文化、人々の暮らしを資料や映像、模型で紹介しています。
松江フォーゲルパークは、宍道湖のほとりにある「花と鳥」のテーマパークです。広い温室には色鮮やかな花々が一年中咲き、天候に左右されず楽しめます。フクロウやインコ、ペンギンなど多彩な鳥たちとのふれあいやショーもあり、家族連れにも人気の観光スポットです。
トリップアドバイザーで2位にランクインしている由志園は、島根県と鳥取県にまたがる中海に浮かぶ島「大根島」にある日本庭園です。牡丹の名所として知られ、春には色鮮やかな牡丹が庭園を華やかに彩ります。
トリップアドバイザーで6位にランクインしている神魂神社は日本最古の大社造りで、社殿は国宝に指定されています。トリップアドバイザーで8位にランクインしている熊野大社は出雲国一宮で、近代社格制度における国幣大社です。
八重垣神社、神魂神社、熊野大社は、真名井神社、揖夜神社、六所神社ともに、旧意宇郡を代表する神社として「意宇六社」と呼ばれています。
トリップアドバイザーで15位にランクインしている黄泉比良坂は、生者の世界と死者の世界の境界とされる神秘的な場所です。日本神話では、亡くなった伊邪那美命を追って黄泉の国へ向かった伊邪那岐命が、地上へ逃げ帰ったときに黄泉の国との境をふさいだ場所とされています。
松江のマンホールカバー

消火栓カバーには、宍道湖、青柳楼の大燈籠、市の木「マツ」、市の花「ツバキ」が描かれています。

太字で「MATSUE CITY」「OSUI」と書かれた、スタイリッシュな汚水(下水道)マンホールカバーです。塩見繩手武家屋敷が描かれています。

仕切弁カバーには、白鳥が描かれています。

「TAMAYU TOWN SEWERAGE」と書かれた、松江市玉湯町のマンホールカバーです。玉湯町には玉造温泉があります。「玉造(たまつくり)」の名は、古代この地で勾玉が作られていたことに由来します。

松江市玉湯町の下水道マンホールカバーです。「出雲玉作史跡公園」の竪穴住居と、その周囲に勾玉の装身具が描かれています。

美保関の集落排水(集排)マンホールカバーです。旧美保関町の町章と鯛、美保関灯台、関の五本松が描かれています。
松江の道草
ガイドブックには載らないような、偶然の出会いやふと気になった風景などをご紹介します。

野良にしては毛並みの整った猫です。白とベージュの毛が、陽の光を受けてやわらかく浮かび上がっています。鋭いまなざしと堂々とした足取りが、風格さえ感じさせます。

白黒のぶち猫です。左右非対称のハチワレで、くさびを打ったように額から鋭く割れています。
松江のモデルコース
松江 1日目
Ⓐ松江駅から西へ約15分歩くと、Ⓑ青柳楼の大燈籠に着きます。宍道湖の風景が広がります。近くには、島根県立美術館があります。
青柳楼の大燈籠から北へ約17分歩くと、Ⓒ松江城千鳥橋に着きます。松江城山公園内には、
城山稲荷神社、松江神社、興雲閣などの観光スポットがあります。
松江駅から松江城までは距離があるため、バスまたはタクシーを使用してもよいかもしれません。
Ⓓ松江城稲荷橋から北へ約3分歩くと、Ⓔ小泉八雲記念館に着きます。塩見繩手に沿って、小泉八雲旧居、武家屋敷などの観光スポットがあります。また塩見繩手の高台には、明々庵があります。
松江 2日目
Ⓐ松江しんじ湖温泉駅から、車または一畑電車に乗り西へ約15分移動すると、Ⓑ松江フォーゲルパーク駅に着きます。松江フォーゲルパークは、松江フォーゲルパーク駅と直結しています。
松江しんじ湖温泉駅から一度来た道を戻り、青柳楼の大燈籠、島根県立美術館を経由し、宍道湖の南岸に回り込むように車を約27分走らせると、Ⓑ玉造温泉駅に着きます。
松江しんじ湖温泉駅からバスまたはタクシーで松江駅に移動し、松江駅から玉造温泉駅まで、JR山陰本線を利用することも可能です。
松江しんじ湖温泉には、玉作湯神社、清巌寺、出雲玉作史跡公園といった観光スポットや、足湯のある姫神広場、日帰り入浴のできる玉造温泉ゆ〜ゆなどがあります。
松江 3日目
八重垣神社、由志園へは、車でのアクセスが便利です。Ⓐ松江駅から、公共バスを利用することも可能です。
松江駅から車で約11分南に移動すると、Ⓑ八重垣神社に着きます。「意宇六社」の中で、比較的近い距離に神魂神社、六所神社、眞名井神社が、すこし離れた場所に熊野大社、揖夜神社があります。揖夜神社の近くには、黄泉比良坂があります。
八重垣神社から縁結び大橋、大海崎橋を経由し、車で約25分北東に移動すると、Ⓒ由志園に着きます。大根島には、 幽鬼洞と竜渓洞という2つの溶岩洞窟(溶岩隧道)があります。
大根島から「ベタ踏み坂」として知られる江島大橋を渡ると、鳥取県境港です。島根半島の東端に位置する美保神社、美保関灯台へは、境港からのアクセスのほうが便利です。境港観光とセットで考えてもよいかもしれません。