盛岡の基本情報
盛岡は、岩手県内陸部に位置する都市で、岩手県の県庁所在地です。
江戸時代には、東北地方でも有数の規模をもつ南部藩(盛岡藩)の藩都が置かれ、盛岡城を中心に武家地と町人地からなる城下町が形成されました。
また、盛岡は奥州街道の宿場町として機能し、内陸交通の結節点として人や物資の往来を担う拠点となりました。
盛岡さんさ踊りは、毎年8月1日から4日に開催され、東北の夏祭りの幕開けを告げる祭りとして知られています。
盛岡の観光スポット
道草旅行社おすすめの観光スポットを、1位から順にご紹介します。

盛岡さんさ踊りは、三ツ石神社(後述)に伝わる「鬼の手形伝説」に由来するとされ、太鼓・笛・唄に合わせて「サッコラ、チョイワヤッセ」の掛け声で踊るのが特徴です。

祭りを象徴するのがさんさ太鼓で、太鼓・笛・唄・踊り手が隊列を組み、演奏と踊りが一体となってパレードが進行します。


山車の正面、城の扉の中に鎮座するのは、南部氏ゆかりの甲冑(黒羅紗地唐獅子牡丹文二枚胴具足)と、南部氏の家紋「向鶴(南部鶴)」です。
紺屋町番屋

紺屋町番屋は、盛岡市紺屋町のランドマークです。1891年(明治24年)に消防の番屋として建てられ、六角形の望楼や寄棟屋根、窓など当時の意匠を今に伝えています。
茣蓙九商店

茣蓙九商店(ござ九・森九商店)は、1816年(文化13年)創業の歴史ある商家で、現在も荒物・日用品や竹細工などの生活道具を扱う雑貨店として親しまれています。

中津川沿いの道から眺めた茣蓙九商店です。

東北電力岩手支店の鉄塔が、闇夜に怪しい光を放ちます。


報恩寺について、詳しくは下の記事をご覧ください。


盛岡城跡公園(岩手公園)は、南部氏の居城として築かれた盛岡城跡を整備した公園です。

盛岡城は日本100名城のひとつに、また盛岡城跡公園(岩手公園)は日本の都市公園100選のひとつに選ばれています。
櫻山神社

櫻山神社は、南部藩初代藩主、南部信直を祀るため盛岡城内に建立された神社です。

盛岡城を築城する際に掘り起こされた巨石で、「烏帽子岩(お守り岩)」と呼ばれ、信仰の対象となっています。

三ツ石神社の神様が、この地で暴れていた鬼を退治し、二度と悪さをしない誓いとして鬼に「岩へ手形を」押させた、という伝説が残ります。これが「岩手」の名前の由来とされています。またこのとき喜んだ里人が岩の周りを踊ったのが、盛岡さんさ踊りの発祥と伝えられています。

盛岡八幡宮は、1680年(延宝8年)に南部氏第29代当主南部重信によって建立され、盛岡の総鎮守と呼ばれています。

滝沢市の鬼越蒼前神社から盛岡八幡宮へ約14kmの道のりを、鈴の音を鳴らしながら色鮮やかな装束をまとった騎馬隊が行進するチャグチャグ馬コという祭りが有名です。

ひょうたんに息を吹き込むことで、厄を封じます。奉納されている瓢箪の数だけ、厄があります。

報恩寺は五百羅漢ですが、こちらは十六羅漢です。公園で遊ぶ子供を、16人の「保護聖者」が見守っているようです。



岩手山は、岩手県の北西部に位置し、標高2038メートルで岩手県最高峰の山です。
啄木新婚の家

盛岡出身の歌人、石川啄木とやはり盛岡出身の歌人、堀合節子が新婚生活を過ごした家です。盛岡に現存する唯一の武家屋敷で、盛岡市指定有形文化財に指定されています。
もりおか啄木・賢治青春館(旧第九十銀行本店本館)

旧第九十銀行本店本館を利用し、石川啄木と岩手県花巻市出身の作家、宮沢賢治にちなんだ展示を行っています。国の重要文化財に指定されています。
岩手銀行赤レンガ館

辰野金吾と、盛岡出身の葛西萬司によって設計されました。国指定重要文化財です。東京駅丸の内駅舎は辰野金吾の代表作とされていますが、これもやはり葛西萬司との共同設計です。赤レンガやドーム天井といった、デザイン上の共通性が見られます。

開運橋

北上川に架かる橋のひとつで、盛岡駅と盛岡市中心部を結んでいます。盛岡の玄関口として象徴的な存在です。盛岡に訪れたとき、あるいは盛岡を去るとき、人々は開運橋に思いを馳せます。
口コミサイトで人気の観光スポット
参考に2つの代表的な口コミサイトで、人気の観光スポットを見てみましょう。
フォートラベルは日本のユーザーからの口コミですが、トリップアドバイザーは日本を含む世界のユーザーからの口コミです。
フォートラベル(4travel.jp)
2025年7月29日時点のランキングです。
| 順位 | 観光スポット |
|---|---|
| 1 | 盛岡城跡公園(岩手公園) |
| 2 | 岩手銀行赤レンガ館 |
| 3 | 石割桜 |
| 4 | 桜山神社 |
| 5 | 開運橋 |
| 6 | 北上川 |
| 7 | もりおか歴史文化館 |
| 8 | 烏帽子岩 (桜山神社) |
| 9 | もりおか啄木 賢治青春館 |
| 10 | マリオス展望室 |
| 11 | 中津川 |
| 12 | 紺屋町番屋 |
| 13 | 啄木新婚の家 |
| 14 | いーはとーぶアベニュー材木町 |
| 15 | 岩手県公会堂 |
トリップアドバイザー(tripadvisor.jp)
2025年7月29日時点のランキングです。
| 順位 | 観光スポット |
|---|---|
| 1 | 盛岡城跡公園 |
| 2 | 岩手県立美術館 |
| 3 | 岩手銀行 赤レンガ館 |
| 4 | 報恩寺 |
| 5 | 盛岡手づくり村 |
| 6 | 盛岡八幡宮 |
| 7 | 盛岡城跡 |
| 8 | 石割桜 |
| 9 | 盛岡さんさ踊り |
| 10 | フェザン |
| 11 | 開運橋 |
| 12 | マリオス 展望室 |
| 13 | 神子田朝市 |
| 14 | 桜山神社 |
| 15 | もりおか歴史文化館 |
フォートラベルとトリップアドバイザーで1位は共通して、盛岡城跡公園です。共通して上位に入っているのは、岩手銀行赤レンガ館、石割桜、桜山神社、開運橋、もりおか歴史文化館、マリオス展望室です。
マリオス展望室は盛岡駅西口にある高層ビル、マリオス20階の展望室で、盛岡市街や岩手山などを一望することができます。
盛岡のグルメ
食道園「冷麺」

食道園は盛岡冷麺発祥の店です。北朝鮮生まれの初代店主が、故郷の味を日本風にアレンジして「元祖平壌冷麺」として提供していたものが、やがて「元祖盛岡冷麺」と呼ばれるようになりました。盛岡冷麺、盛岡じゃじゃ麺、わんこそばは盛岡三大麺と呼ばれています。
白龍「じゃじゃ麺」

白龍は盛岡じゃじゃ麺発祥の店です。戦前満州で生活していた初代店主が、炸醤麺(ジャージャン麺)を地元の人の口に合うように、試行錯誤して完成させたのが「じゃじゃ麺」です。

酢、ラー油などを加え、自分好みの味にすることができます。具材をすこし残しテーブルの上の生卵とからめ、「ちーたんたん」という追加メニューを頼むと、締めのスープに仕上げてくれます。
盛岡の鉄道
盛岡駅

盛岡駅は、北東北最大のターミナル駅で、東北新幹線、秋田新幹線が発着します。在来線では、東北本線、田沢湖、山田線、いわて銀河鉄道線が発着します。

「もりおか」の文字は、石川啄木の歌集や書簡を参考に「啄木調の字体」として作成されました。
盛岡の道草
ガイドブックには載らないような、偶然の出会いやふと気になった風景などをご紹介します。

トチの実が落ちます。ヘルメットを被って天を指さすアイコンがかわいいです。

メガネの水晶堂。虚無の目が見つめる先にあるものは。
盛岡のモデルコース
Ⓐ盛岡駅から旅をスタートします。盛岡駅の西口から徒歩3分の距離に、マリオス(展望室)があります。盛岡駅の東口から東に向かって約6分歩くと、Ⓑ開運橋に着きます。北上川の上流側(北側)に岩手山が見えます。
開運橋から大通りをずっと東に向かって約16分歩くと、Ⓒ櫻山神社に着きます。バス、タクシーなどを使用してもよいかもしれません。櫻山神社に隣接して、盛岡城跡公園(岩手公園)、もりおか歴史文化館などの観光スポットがあります。
櫻山神社からさらに東へ約4分歩くと、Ⓓ岩手銀行赤レンガ館に着きます。約2分南へ歩くと、もりおか啄木・賢治青春館(旧第九十銀行本店本館)があります。岩手銀行赤レンガ館から北へ約3分歩くと、Ⓔ紺屋町番屋に着きます。その道中に、茣蓙九商店(森九商店)があります。
紺屋町番屋から中津川を渡り、北へ約13分歩くと、Ⓕ三ツ石神社に着きます。さらに北へ約6分歩くと、Ⓖ報恩寺に着きます。三ツ石神社と報恩寺は、盛岡駅や盛岡市中心部からはすこし離れているため、JR山田線の上盛岡駅、あるいはバス、タクシーなどの利用も考えられます。
