パリのルーヴル美術館、ニューヨークのメトロポリタン美術館に次いで、世界で3番目に入場者数の多い博物館・美術館です。
絵画コレクションは同じ国立のナショナル・ギャラリーに展示されているため、博物館としては世界一の入場者数といえるでしょう。
2019年に、大英博物館で「マンガ展」が開催されました。キービジュアルは、野田サトル『ゴールデンカムイ』です。
「ホアハカナナイア(Hoa Hakananai'a)」と呼ばれるモアイ像です。「ホアハカナナイア」には、「盗まれた(失われた)友人」という意味があります。イースター島の先住民ラパヌイは、大英博物館にモアイ像の返還を求めています。
ロゼッタ・ストーン(Rosetta Stone)です。古代エジプトの象形文字、ヒエログリフを解読するための重要な手がかりとなりました。
ナポレオンのエジプト遠征の際ロゼッタの街から持ち出され、その後アレクサンドリアの戦い(Battle of Alexandria)でフランス軍を破ったイギリス軍により、最終的にイギリスに運ばれました。ロゼッタ・ストーンもやはりエジプトから、返還を求める声があります。
ナショナル・ギャラリー(National Gallery)は、イギリスを代表する美術館のひとつです。ゴッホの『ひまわり』は世界に6点のみ現存していることで知られますが、そのうちの貴重な1点を展示しています。
ナショナル・ギャラリーは、噴水のあるトラファルガー広場(Trafalgar Square)に面しています。
大英博物館の自然史部門が独立して誕生したのが、ロンドン自然史博物館です。自然史博物館としては、世界有数の規模です。
ロンドン自然史博物館について、詳しくは下の記事をご覧ください。
世界中から集めた美術工芸品や、有名な彫刻作品のレプリカなどを展示しています。ロンドン自然史博物館に隣接しています。
ヘレフォード・スクリーン
ゴシック・リヴァイヴァル建築の権威、ジョージ・ギルバート・スコット卿(George Gilbert Scott)によって設計された、ヘレフォード大聖堂(Hereford Cathedral)の装飾品です。彼の作品はほかに、セント・パンクラス駅やグラスゴー大学本館などが知られています。
手前に見えるのは、アメリカのガラス彫刻家、デイル・チフーリ(Dale Chihuly)の手による前衛的なデザインのシャンデリアです。
キャスト・コート
キャスト・コート(Cast Court)を直訳すると、「鋳物館」といったところです。ミケランジェロの『ダヴィデ像』など、世界中の有名な彫刻作品の精巧なレプリカが展示されています。
いずれもレプリカですが、ケルト十字(Celtic cross)のモニュメントや、トラヤヌスの記念柱などが展示されています。