【青梅鉄道公園】見どころ・開園時間・料金・アクセスを解説

青梅鉄道公園

青梅鉄道公園の見どころ

青梅鉄道公園は、1962年(昭和37年)に日本国有鉄道(国鉄)が鉄道開業90周年記念事業の一環として開園した、実物の鉄道車両を保存・展示する施設です。国鉄分割民営化後もJR東日本と関わりの深い施設として受け継がれ、2026年3月21日には「中央線・青梅線をはじめ鉄道の歴史を伝える学びの場」としてリニューアルオープンしました。リニューアルにはJR東日本グループの社員も携わり、従来の保存車両に加え、ED60形電気機関車、115系電車、201系電車も新たに展示されています。

園内には、明治期に海外から輸入された蒸気機関車をはじめ、大正・昭和期に製造された国産蒸気機関車、中央本線や青梅線で活躍した電気機関車・電車、東海道新幹線の0系などが並びます。記念館では、運転シミュレータや体験型のデジタルコンテンツ、鉄道古物の展示なども楽しめ、実車展示とあわせて鉄道の歩みを幅広く知ることができます。

国鉄5500形蒸気機関車(5540)

青梅鉄道公園 5540(国鉄5500形蒸気機関車)
国鉄5500形蒸気機関車は、1893年(明治26年)から1898年(明治31年)にかけてイギリスのベイヤー・ピーコック社から輸入された、明治時代を代表する旅客用蒸気機関車です。官設鉄道のほか、日本鉄道や総武鉄道などで使用され、とくに日本鉄道の主力機関車として活躍しました。

機関車本体の後ろに石炭と水を積む炭水車を連結するテンダー式で、車軸配置は4-4-0(2B)。高い位置に斜めに取り付けられたシリンダーや細身のボイラー、前方へ大きく伸びたランボードなどに、明治期のイギリス製蒸気機関車らしい端正な姿を見ることができます。

国鉄2120形蒸気機関車(2221)

青梅鉄道公園 2221(国鉄2120形蒸気機関車)
国鉄2120形蒸気機関車は、明治後期に主にイギリスから輸入された貨物用のタンク式蒸気機関車です。青梅鉄道公園に保存されている2221号機は、1905年(明治38年)にイギリスのノース・ブリティッシュ・ロコモティブ社で製造されました。

動輪を3軸備えた中型機で、同系の2100形・2400形などとともに「B6」の通称で親しまれました。「B6」は鉄道作業局時代の形式名で、3動輪のタンク機関車として6番目の形式であることに由来します。日露戦争期の輸送力増強に用いられた後も、貨物列車の牽引や駅構内の入換などに長く使われました。

国鉄8620形蒸気機関車(8620)

青梅鉄道公園 8620(国鉄8620形蒸気機関車)
国鉄8620形蒸気機関車は、1914年(大正3年)から製造された旅客用のテンダー式蒸気機関車です。地方幹線や亜幹線の旅客列車を中心に、一部では貨物列車にも用いられ、「ハチロク」の愛称で知られています。展示車の8620号機は、672両が製造された同形式の記念すべき第1号機です。

国鉄9600形蒸気機関車(9608)

青梅鉄道公園 9608(国鉄9600形蒸気機関車)
国鉄9600形蒸気機関車は、1913年(大正2年)から製造された貨物用のテンダー式蒸気機関車です。動輪4軸による大きな牽引力を生かし、四国を除く全国で貨物輸送を支えました。ボイラーの位置が高く、火室を広く取った力強い外観が特徴で、「キューロク」の愛称で親しまれています。

国鉄D51形蒸気機関車452号機

青梅鉄道公園 D51 452(国鉄D51形蒸気機関車)
国鉄D51形蒸気機関車は、1936年(昭和11年)から1,115両が製造された、日本を代表する貨物用蒸気機関車です。動輪4軸と大きなボイラーを備え、幹線から地方線区まで全国で貨物列車を中心に牽引しました。「デゴイチ」の愛称で広く知られています。

国鉄C11形蒸気機関車1号機

青梅鉄道公園 C11 1(国鉄C11形蒸気機関車)
国鉄C11形蒸気機関車は、1932年(昭和7年)から製造された、近距離運転向けのタンク式蒸気機関車です。石炭と水を機関車本体に積むため、炭水車を連結せず、前後どちらの方向にも運転しやすい構造です。都市近郊やローカル線の旅客・貨物列車、駅構内の入換まで幅広く使われました。展示車はC11形の記念すべき第1号機です。

国鉄E10形蒸気機関車2号機

青梅鉄道公園 E10 2(国鉄E10形蒸気機関車)
国鉄E10形蒸気機関車は、1948年(昭和23年)に5両だけ製造された、国鉄最大のタンク式蒸気機関車です。奥羽本線の板谷峠で急勾配を越える列車を後方から押し上げるために造られ、動輪を5軸備えています。国鉄が最後に新造した蒸気機関車でもあります。

青梅鉄道公園 E10 2(国鉄E10形蒸気機関車)
E10形は、列車の最後部に連結して後ろ向きに走る運用を想定し、後方の見通しを確保するため運転台が通常とは逆向きに設けられました。側面からは、炭水車を連結しない大型の車体と5組の動輪を確認できます。

国鉄ED16形電気機関車1号機

青梅鉄道公園 ED16 1(国鉄ED16形電気機関車)
国鉄ED16形電気機関車は、1931年(昭和6年)に18両が製造された直流電気機関車です。中央本線などで使われた後、青梅線・南武線で石灰石輸送を担い、沿線の産業を支えました。展示車のED16 1号機は、初期の国産電気機関車の技術を伝える車両として、国の重要文化財に指定されています。

国鉄ED60形電気機関車1号機

青梅鉄道公園 ED60 1(国鉄ED60形電気機関車)
国鉄ED60形電気機関車は、1958年(昭和33年)から製造された直流電気機関車です。旧型電気機関車より小型・軽量の車体に新しい電装技術を取り入れ、中央本線や大糸線などで貨物列車を牽引しました。展示車のED60 1号機は第1号機で、2026年のリニューアルにあわせて青梅鉄道公園へ加わりました。

国鉄40系電車(クモハ40054)

青梅鉄道公園 クモハ40054(クモハ40形電車)
国鉄40系電車は、1930年代に東京・大阪の通勤輸送向けに製造された20m級の電車です。クモハ40054は車両の両端に運転台を備える両運転台車で、編成の先頭に立つだけでなく、1両での運転にも対応できました。青梅線でも使用され、沿線の日常的な輸送を支えた車両です。

青梅鉄道公園 クモハ40054(クモハ40形電車)
使い込まれた木製の床に、長い年月を走ってきた車両の歴史が刻まれています。

国鉄115系電車(クモハ115-1030)

青梅鉄道公園 115系クモハ115-1030(国鉄115系電車)
国鉄115系電車は、勾配や寒冷地での運転に対応する近郊形電車として、1963年(昭和38年)から製造されました。中央本線をはじめ各地の普通列車で長く使われ、中央本線では2015年に定期運用を終えました。展示車はクモハ115-1030で、2026年のリニューアルで加わりました。

車体は、かつて中央本線や青梅線でおなじみだった青とクリーム色の横須賀色(スカ色)に整えられています。この塗色は1950年に横須賀線の電車で採用されたことから「横須賀色」と呼ばれ、その後、中央本線を走る70系や115系にも受け継がれました。中央本線の山岳区間を走る車両は「山スカ」とも呼ばれ親しまれています。

なお、青梅鉄道公園のクモハ115-1030自体は、もともと高崎地区で湘南色をまとっていた車両で、展示にあたって中央本線・青梅線で親しまれたスカ色が再現されています。

国鉄201系電車(クハ201-1)

青梅鉄道公園 クハ201-1(国鉄201系電車)
国鉄201系電車は、電力を回収する回生ブレーキや電機子チョッパ制御を採用した通勤形電車です。1979年(昭和54年)に試作車が登場し、1981年(昭和56年)から量産が始まりました。

中央線快速ではオレンジ色の車体で親しまれ、中央線快速と青梅線を直通する「青梅特快」などの直通列車でも活躍しました。

展示車のクハ201-1は、1981年に東急車輛で製造された201系量産車の先頭車第1号です。中央線での営業運転終了後も保存され、2026年のリニューアルで青梅鉄道公園の展示に加わりました。

新幹線0系電車(22-75)

青梅鉄道公園 0系22-75(新幹線0系電車・22形制御電動車)
新幹線0系電車は、1964年(昭和39年)の東海道新幹線開業にあわせて登場した、日本初の営業用新幹線電車です。展示車の22-75は博多方の先頭に連結された22形制御電動車で、丸みを帯びた先頭部と青・白の塗装に、初代新幹線の特徴が表れています。1970年の大阪万博の旅客輸送にも使われました。

青梅鉄道公園 0系22-75(新幹線0系電車・22形制御電動車)
座席の肘掛けに設置された灰皿です。車内禁煙が当たり前となった現在では、考えられないような設備です。

青梅鉄道公園の基本情報

以下は、公式情報を2026年9月23日に確認した内容です。旅行計画の際は、公式サイトの最新案内もあわせて確認してください。

🔗 公式サイト

開園時間や休園日、料金などの最新案内は、青梅鉄道公園の公式サイトで確認できます。

青梅鉄道公園|JR東日本
📍 所在地
東京都青梅市勝沼2丁目155
🕒 開園時間
10:00〜16:00⚠️ 施設管理やイベントなどにより、開園時間や利用できる展示が変わる場合があります。
🚫 休園日
毎週火曜日、年末年始⚠️ 火曜日が祝日の場合や年末年始の一部期間に開園する場合があります。このほかに臨時休園することもあります。
💶 入園料金
  • おとな(中学生以上) 500円
  • こども(小学生) 200円
  • 幼児(3歳〜未就学児) 100円
  • 障がい者割引 おとな200円/小学生100円/3歳〜未就学児無料

⚠️ 障がい者割引は対象となる手帳・受給者証などの原本またはミライロIDの提示が必要で、介護者1人も対象です。

🎫 チケット
  • オンライン入園券 JRE MALLチケットで購入
  • 当日券 入園ゲートの券売機で購入
  • 券売機の決済 現金、交通系ICカード、クレジットカード、一部のコード決済などに対応

⚠️ 障がい者割引を利用する場合はオンラインで事前購入せず、当日に係員へ申し出て現地で購入します。

⏱️ 所要時間
展示車両と記念館を一通り見る場合は約1時間、車両の細部や体験展示までじっくり見る場合は約2時間が目安です。⚠️ 混雑状況、シミュレータなどの体験内容、子どもの遊び時間によって所要時間は変わります。

青梅鉄道公園のアクセス

鉄道・徒歩

最寄駅はJR青梅線の青梅駅です。青梅駅から青梅鉄道公園までは徒歩約15分で、公園は駅の北側にある高台に位置します。上り坂を含むため、歩きやすい靴で向かうと安心です。

自動車・駐車場

青梅鉄道公園には専用駐車場はありませんが、自動車の場合は、青梅市が案内している向かいの永山公園駐車場を利用できます。青梅市の案内では普通車20台で、料金は無料です。台数が限られるため、満車の場合は青梅駅周辺の時間貸し駐車場も検討してください。青梅鉄道公園の周辺道路は駐車禁止です。

利用条件が変わる場合があるため、出発前に最新案内も確認してください。

青梅鉄道公園 よくある質問|JR東日本
お子様の自由研究に!いろいろ体験ドライブコース - 東京都青梅市公式ホームページ
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